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日刊建設工業新聞
2016/03/15

【鳥取】中部県土局 16年度8地区で治山事業展開

 県中部総合事務所は、2016年度に管内8地区で山腹や渓流などの整備を目的にした治山工事を計画している。整備費は1億8000万円を見込んでおり、新しく5地区の林地荒廃防止工事に着手する予定。
 16年度の治山事業は、防災林造成工事がはわい長瀬地区(湯梨浜町)、奥地保安林保全緊急対策工事が琴浦町大父地区で、整備は終盤に入っている。林地荒廃防止工事は、継続の野井倉地区(琴浦町)のほか、新規に大河内地区(倉吉市)、明高地区(倉吉市)、赤松地区(三朝町)、加谷地区(三朝町)、八橋地区(琴浦町)の5地区で整備が始まる。
 整備の内容は、大河内地区が谷止め工、明高地区が谷止め工と柵工、赤松地区が谷止め工と流路工、加谷地区が流路工、落石対策工、法面工、八橋地区が谷止め工、土留め工、柵工、水路工を計画しており、大河内、明高、赤松の3地区は単年度で工事を完成させる。
 同事務所県土整備局では、新規地区の基礎調査をこれまでに完了しており、今後は具体的な工事計画をまとめていく。