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建通新聞社(神奈川)
2016/03/16

【神奈川】神奈川県企業庁 玄倉第1発電所の改造 16年度に土木工事など開始 総事業費は22億円余

 神奈川県企業庁は玄倉第1発電所の改造事業について、2016年度に発電所を停止し、本格的な土木、建築工事を開始する予定だ。総事業費は22億4134万円を概算する。
 同発電所(山北町玄倉)は1958年の建設。玄倉川下流で、玄倉ダムの貯留水を利用した発電を行っている。運転開始から57年が経過し、水車発電機など主要機器の老朽化が進捗。このため、15年度から3カ年の継続事業として、発電所全体を改造する。改造により、発電出力は現在の4200`ワットからおおむね5%(約200`ワット)増強となる。
 15年度は、設計関係の他、インクラインや天井クレーンの改修などの付帯工事を実施した。16年度は4月から発電所を停止し、発電所建て屋の改修や産業構台の設置、水車発電機や主要変圧器等の更新など、土木、建築の主要工事を開始する予定。
 全体事業の内容は、土木設備で、作業用構台設置、水圧鉄管改修、水車発電機などの基礎工事。建築で発電所建屋改修。電気機械設備で水車発電機、主要変圧器など更新、その他付帯設備改修。関連設備で再使用機器の移設と改修。
 土木設備更新の設計は大東設計コンサルタント(東京都千代田区)が、建屋改修工事の設計は西山建築設計事務所(小田原市)が担当している。
 提供:建通新聞社