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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/03/17

【山梨】改良工推進へ/高畑昇仙峡線

 県の公共事業評価委員会が16日に開かれ、再評価として街路事業の高畑昇仙峡線(甲府市千塚、L618m)について審議した。県では、残用地の取得に努め、事業期間を2018年度まで2年間延長し、事業費(補償費)も1億4000万円増額して完成を目指すことを説明し、委員会で承認された。
 16年度以降の残事業量は、用地取得・補償、道路改良(L530m)、電線共同溝(L350m)、舗装工(L400m)。残事業費は2億8900万円。
 高畑昇仙峡線は、甲府市高畑の甲府韮崎線から甲府市山宮町に至る約7・3qの幹線道路で、新山梨環状道路北部区間の牛句ICと接続する予定。
 甲府韮崎線から北側は昇仙峡へのアクセス道路で、通学路にもなっているが、自動車交通量が多く、歩道も無い。そのため県では、未改良区間400mの道路改良と618mの電線類地中化を実施している。
 全体計画は、延長618m(うち道路改良400m)、幅員は6m(16m)で歩道4・5m(両側)。
 現在の計画は10年度から16年度までで、総事業費は14億3000万円。今回の見直しで18年度まで延長し、補償費の増大により総事業費は15億7000万円に増額する。
 14年度までは、測量設計、用地取得・補償、道路改良L250m、電線共同溝749m、舗装工210mを実施(事業費10億200万円)。15年度は、用地取得・補償、道路改良100m、電線共同溝140mを実施している(事業費1億3900万円)。事業費ベースの進捗率は15年度末で79・7%となる見込み。
 変更計画では、16年度以降は用地取得・補償、道路改良(L350m)、電線共同溝(L350m)、舗装工(L400m)、事業費2億8900万円を予定する。15年度現時点の用地取得率は87・9%(83件のうち73件)。残る10件は事業への理解は得られているが、代替地選定や相続整理などに時間を要している。今後も用地取得に努力し、18年度の完成を目指す。