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建設新聞社(長崎)
2016/03/18

【長崎】県内初の技術者コース訓練開講

厚生労働省・建設労働者緊急育成支援事業
   今春県内建設業に就職予定の43人が基礎知識を学ぶ

 厚生労働省「建設労働者緊急育成支援事業」の建設技術者コースの職業訓練が、県内で初めて行われることになり、14日に(公財)長崎県建設技術研究センター(ナーク)で開講式が開かれた。(一社)長崎県建設業協会の会員企業17社に今春の就職が内定している未就業者43人が参加。18日までの五日間にわたって建設関連の基礎知識を学ぶ。
 厚労省から受託した(一財)建設業振興基金が実施するもので、開講式であいさつに立った建設業協会の谷村会長は「今回の研修は、建設業に関係する基礎的な知識を幅広く網羅したもの。しっかりと学んでほしい」と出席者に語り掛けた。その上で、県内各地から参加していることに触れ「せっかくの機会なので、皆さんで交流を深めてほしい。この縁≠ェ将来きっと役に立つはず」とも述べ、横のつながりが深まることにも期待した。開講式の様子
 今回の研修はナークの講師陣が中心となって実施。▽工事の種類▽土工事▽構造物の種類▽測量▽コンクリート▽維持管理▽CAD▽各種試験・資格・免許▽新技術・新工法―といった科目の講義を朝10時から夕方4時まで行うのが基本。ただ4日目の17日午後には、大村市内の九州新幹線長崎ルートの工事現場を見学。さらに最終日の午後には建設業を広くPRする方策のグループ討議や、先輩の経験談を聞く時間も設けられている。
 さらに希望者(約20人)に対しては、別途、玉掛けの技能講習も行い。資格取得を支援する。
ksrogo