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日刊建設タイムズ社
2016/03/22

【千葉】格付け点数を改正/県土整備部/総合評価型式区分額引き上げ

 県県土整備部は、2016・17年度入札参加者名簿の等級区分を決定した。今回の等級区分では土木一式、建築一式、ほ装、電気の総合点数を改正した。指名業者の選定基準に変更はない。また、4月から総合評価方式を見直し、型式区分額を引き上げ、事務量を軽減するとともに、過去の事故及び不誠実な行為の減点評価を見直す。新たな資格者名簿は県のホームページで4月1日に公表する。
  土木一式はA等級で点数を引き上げ、B等級で引き下げた。建築一式はA〜C等級で点数を引き上げ、ほ装はA、B等級で点数を引き下げ、電気はB等級の点数を引き上げた。
  新たな資格者名簿による等級区分は、土木一式のA等級が1150点以上(従前1120点以上)、B等級が840点(同860点)〜1149点、C等級が720点〜839点、D等級が719点まで。
  建築一式工事はA等級が1100点以上(同1010点以上)、B等級が890点(同860点)〜1099点、C等級が770点(同760点)〜889点、D等級が769点まで。
  ほ装はA等級が880点以上(同900点以上)、B等級が670点(同700点)〜879点、C等級が669点まで。
  電気はA等級が880点以上、B等級が770点(同730点)〜879点、C等級が769点まで。
  管・その他はA等級が840点以上、B等級が730点〜839点、C等級が729点まで。
  また、主観点数の安全対策で「緊急災害時への対応」として千葉県塗装工業会を追加。同団体への加入で20点が加算される。
  一方、総合評価方式の見直しでは、契約事務手続きの簡素化・短縮を促し、効率的な発注体制の確保や早期執行を図るため、事務負担が大きい施工計画を求めない「特別簡易型」の範囲を拡大し、受発注者双方の事務量を軽減する。
  総合評価方式の特別簡易型は「予定価格5000万円以上1億円未満」を「予定価格5000万円以上1億5000万円未満」に、簡易型は「予定価格1億円以上」を「1億5000万円以上」にそれぞれ拡大する。
  また「事故及び不誠実な行為・千葉県所掌工事における過去の事故及び不誠実な行為の有無」の評価で、談合等の不誠実な行為と過失となるような工事事故をこれまで一律に減点評価していたが、不公平感があることから減点評価を見直す。本年4月1日以降の配点(減点)は▽過去6か月間に工事事故による文書注意あり=マイナス1点▽過去1年間に工事事故による指名停止あり=同2点▽過去1年間に不誠実な行為による文書注意あり=同2点▽過去2年間に不誠実な行為による指名停止あり=同4点に細分する。
  年度内(16年3月31日まで)に発生した過去の事故及び不誠実な行為については、▽過去1年間に文書注意あり=マイナス2点▽過去2年間に指名停止あり=同4点で、これまでの評価を適用する。k_times_comをフォローしましょう
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