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北陸工業新聞社
2016/03/24

【富山】改修、改築、移転の3案/小矢部市庁舎のあり方検討へ/構造的に改修は可能

 小矢部市は、築後50年を超える市役所本庁舎(本町)のあり方について、▽現庁舎を耐震改修して機能保全▽現在地で改築▽新たな場所で新築|の3つの案を検討していく。
 市では、「メリット、デメリットを明確にしながら、3案の中から最善の方策を導き出し、全市的な合意を得たい」とした上で、19年度から始まる第7次総合計画を策定する中で具体化を図る考えだ。
 本庁舎の建物は1964年建築で、施設規模がRC造5階地下1階建て、延べ床面積5854平方メートル。
 今年度は本庁舎耐震診断報告書確認業務を、シバタ建築設計事務所(小矢部市泉町)で実施。95年に行った耐震診断の結果に、その後の経年劣化を踏まえ、耐震改修の可能性などを調査した。耐震改修については、構造的に可能との見解で、その場合はペントハウスを撤去し、鉄骨ブレースの設置などにより、耐震性が確保できるとの結果が示された。また、経年劣化については憂慮すべき損傷などはないとしている。
 市の公共施設では、築後50年を超えものが4カ所あるが、耐震性が確保されていないのは本庁舎のみ。

hokuriku