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北陸工業新聞社
2016/03/24

【福井】基本構想・計画策定に着手/福井市が文化会館整備検討で/市民福祉会館の解体設計も

 福井市は16年度当初予算で、「文化会館整備検討事業」に1000万円を新規計上するとともに、17年度の債務負担行為として限度額650万円を設定した。再整備も含めた今後のあり方を検討し、基本構想および基本計画を策定する。
 構想および計画策定にあたっては策定支援業務を外部に委託したうえで、策定委員会を立ち上げる方針。
 文化会館(春山2丁目7|1)の規模はSRC造地下1階地上4階建て延べ5439・13平方メートル。68年4月完成で、老朽化や耐震不足などの課題が指摘されている。
 また、新年度予算では、文化会館に隣接し、17年3月末をもって閉館する市民福祉会館(春山2丁目7|15)の解体に向けた設計費も計上。同館の規模はSRC造地下1階地上7階建て延べ6917・79平方メートル。
 先日の市議会一般質問で清水正明副市長は文化会館について、「修繕での対応では限界があり、規模や機能の見直しが必要な時期が来ている」と指摘。「新年度からあり方を検討していく」とし、「市民福祉会館の跡地についても文化会館と一体的な活用を検討する」と述べた。

hokuriku