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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/03/24

【山梨】林道など230キロ整備/県有林管理計画

 県は、2016年度から10年間の第3次県有林管理計画を策定した。主な計画数量は、搬出経費の低コスト化へ向けた林道や作業道整備は合計203qで、第2次計画と比べて23%増とした。
 収穫量についても、FSC認証材の安定供給を行うため、主伐50万立方mで同37%増、間伐25万立方mで同35%増。森林整備量は同30%減だが、収穫量の増加に伴い新植は1433hで同16%増、下刈は6723hで同3%増。
 シカ被害対策では、集中捕獲事業実施区域37カ所に侵入防止柵を設置する。
 そのほか、「水を育む森づくり」として、新植地での農薬(忌避剤)の使用中止、針葉樹・広葉樹の混交林化を推進。富士山世界遺産構成資産内の伐採上限面積を10hから5hに縮小する。
 造林の低コスト化では、ヒノキの植栽本数を3000本/hから2300本/hに減らす。
 県有林は15万8241hあり、県土の35%、森林の46%を占めている。