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建通新聞社(静岡)
2016/03/28

【静岡】静岡市 史跡小島陣屋跡保存整備の基本構想に着手

 静岡市は2016年度、史跡小島陣屋跡保存整備の基本構想に着手する。17年度に基本計画を進め、18年度から実施設計、19年度から工事に入る。4工区に分け、実施設計、翌年度工事の手順で22年度に全整備を完了する。
 同史跡は、江戸時代の小島藩大名屋敷跡で、静岡市清水区小島本町と小島町に跨る、東西約150b、南北約200bの約1・8fが国の史跡指定地となっており、城郭が残されている。また、敷地内には現在小島公会堂として利用している市指定の陣屋の書院建物が残されている。
 整備は、すでに民有地を公有化済みの約1・3fを除く約0・5fを16年度に買収し、回遊ルートの整備や公会堂の移築、案内施設整備を計画している。公会堂移築は別所に新たに公会堂を整備、書院建物は一部復元を行う。
 また、16年度には御殿跡の140平方bを対象に発掘調査を行う予定で、9月から10月にかけて外注する。
 市では、16年度当初予算に関連予算8109万6000円を計上している。


提供:建通新聞社
(2016/3/28)

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