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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/03/28

【群馬】万場小やみかぼ高原グラウンド整備など盛り込む

神流町(田村利男町長)は2016年度一般会計当初予算を公表した。総額27億6160万円を計上し、前年度比3・2%の減額とした。普通建設事業費は7億9505万2000円で本年度の8億1399万1000円から1893万9000円の減額(前年度比2・3%減)。公共施設への太陽光発電設備の設置が完了したことなどが減額の主な要因となっている。新年度の主要事業には、クラブハウスの解体工事、みかぼ高原グラウンド整備、町営住宅「まちなみ団地」(仮称)の解体・建築工事、万場小学校の整備工事などを挙げている。
万場小学校の整備工事には1946万6000円を計上。外構工事に1750万円、バスケットゴール設置工事と運動用砂場移設工事に196万6000円を振り分けた。
このうち外構工事は、2013年度の給食センター建設時に工事車両の進入路となっていた箇所の整備。現在は砂が積んでありブルーシートで覆ってある状態。見た目の悪さや安全性などの面から、砂を撤去し擁壁工(L28m、H3m)を行う。
同校と給食センターの間には敷地面積約930uのスペースがある。ここには本年度S造2階建てで延べ床面積約400uの食堂集会棟の建設を予定していたが、施設規模の見直しなどを理由に、建設を見送ることになった。現場は砂地の状態となっており、風が強い日には砂埃が舞うという。このため給食センターへの衛生面などの影響を考えて、簡易舗装工事を行う。発注は、新年度早々に擁壁工と舗装工を一括で行う予定だ。工事は学校行事への影響を考え夏休み中に終わらせる。
みかぼ高原グラウンドの整備には1億440万円を振り分けた。敷地面積約1万2000uの土のグラウンドを人工芝(L105m、W68m)に整備する。これに伴い防球ネットの整備とグラウンドの一部拡張工事も行う。4月中に補助金の内示が出れば、6月ごろに工事発注を行い年内の完成を目指す。
町営住宅「まちなみ団地(仮称)」の解体・建設工事には2億600万円を充当。新年度早々に敷地内の住宅1棟と蔵1棟の解体を発注する。その後、遅くとも6月には町営住宅の本体工事の発注を行い、年度内の完成を目指す。
同団地は、W造2階建てで、家族向けは延べ床面積が1戸80u、単身者向けは1戸40uとなっている。今のところ家族向けは1棟4戸、単身者向けは2棟14戸で計画している。
林道工事には5864万4000円を計上。坂丸線改良工事や赤久縄線舗装工事(栗木平工区・椹森工区)、二子山線舗装工事(間物工区)などを予定する。
このほかに◇クラブハウス解体工事1億5000万円◇旧保育所解体工事1333万円◇町道・橋梁工事7600万円◇消防施設工事240万1000円◇麻生総合グラウンド改修工事4262万8000円などを盛り込んだ。