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日刊建設タイムズ社
2016/03/24

【千葉】水道統合で基本計画案/県水政課がプロポ公告

 県総合企画部水政課は23日、「九十九里・南房総地域の用水供給事業体と県営水道の統合基本計画案策定業務委託」の企画提案の募集を開始した。県内水道の統合・広域化のリーディングケースとして実施する、九十九里・南房総地域の用水供給事業体と県営水道の統合に向けて、基本情報・諸課題を整理し、施設整備・更新、人員配置、財政収支見通し等の検討を踏まえ、統合後の事業体の運営方針などを示す基本計画案を策定する。
  応募資格は、県物品等入札参加資格(委託)があることなど。今月30日に県庁南庁舎別館1階第2会議室で午後2時から説明会を開催。企画提案書の提出を来月25日まで受け付ける。委託工期は2018年1月31日。委託料は2500万円以内(消費税込み)。
  審査は、選考委員会が提出された企画提案書とプレゼンテーションをもとに、@提案者の業務遂行能力A提案内容B業務の遂行体制C経費妥当性――の4項目の審査基準により選考する。
  県では、県内水道の統合に向けた取り組みを進めている。このリーディングケースとして九十九里地域・南房総地域の統合を検討。第1ステップとして水道用水供給事業と県営水道事業を経営統合し、その後、第2ステップで事業統合に向かうプランを想定している。
  基本計画案の策定では、現状を分析(評価)し、課題を整理。そのうえで施設・設備計画、人員配置計画の中期見通しを検討。財政シミュレーションを行い、統合基本計画案を策定。同計画案に基づいた実現方策(可能性等)を検討する。
  また、県、県水道局、九十九里地域水道企業団、南房総広域水道企業団で構成する「実務担当者による検討会議」を設置し、22日に第1回目を開催した。会議は、県水政課長、政策企画課長、市町村課長、県水道局総務企画課長、計画課長、両企業団の事務長の7人で構成。17年度末までに6回程度開催する予定。また会議には作業部会を設置し、検討会議とあわせて8回程度の開催を予定する。
  委託業務の主な内容は次の通り。
  【現状分析(評価)・課題の整理及び中長期見通しの検討】
  ▽各事業体の現状分析(評価)、課題=水需要関係、施設整備関係、財務関係、人員(管理)体制、水質管理、危機管理、資産等に係る基礎データ等を整理・検討の上、現状の分析(評価)、課題を整理▽施設整備・更新計画の中長期見通し=経営統合後・事業統合後の水道用水供給事業の施設(管路等も含む)整備・更新計画(素案)の検討資料作成▽人員配置計画の中長期見通し=経営統合後・事業統合後の水道用水供給事業の人員配置計画(素案)の検討資料作成▽財政収支計画の検討=経営統合後・事業統合後の水道用水供給事業の財政収支見通し(素案)作成。@財政収支シミュレーションA用水供給料金平準化に係る試算など
 【統合基本計画(案)の策定】
  ▽統合基本計画(案)の策定=施設整備・更新計画、人員配置計画、財政収支計画の検討を踏まえ、統合基本計画(案)の策定▽実現方策の検討=統合基本計画(案)に基づいた実現方策(可能性等)の検討
  【実務担当者による検討会議(作業部会を含む)の運営支援】
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