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北陸工業新聞社
2016/04/01

【石川】最優秀者に双星設計/珠洲市新図書館基本設計/指名プロポ

 珠洲市は31日までに、新図書館整備事業に伴う基本設計業務の指名型プロポーザルについて、最優秀者に双星設計北陸事務所を特定した。近く随意契約し、作業に取り掛かる。
 プロポーザルは、7者から技術提案書を受け付け、3月25日にヒアリングとプレゼンテーションを実施。その後、選定委員会での審査を経て最優秀者を決めた。
 新図書館は、1974(昭和49)年に建てられた飯田町の中央図書館(RC造2階建て延べ約1214平方メートル)の老朽化や狭あい化を受け、野々江町の市総合病院周辺にある市有地に移転整備される。児童館や子育て支援センターの併設も検討しており、今後進める基本設計の中で、詳細を詰めていく。
 今年度当初予算には、実施設計、地質調査などの関連委託料として4388万1000円を計上。年度内に実施設計を取りまとめ、17年度の着工に備える方針だ。18年度の開館を目指す。
 基本計画策定に伴う支援業務は計画情報研究所が担当した。
 新図書館の建設計画に関しては、昨年6月に教職員や各種団体の代表者、公募委員らで構成される検討委員会が▽誰もが親しみ快適に利用できる図書館▽「知」の拠点として市民を支える図書館▽次世代を育む図書館▽市民の交流・活動に支えられ、共に歩む図書館▽珠洲について学ぶことができ、地域づくりに役立つ図書館―とする答申書を泉谷満寿裕市長に提出していた。

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