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建通新聞社
2016/04/04

【大阪】大阪市 PFI方針転換16年度に基本設計

大阪市経済戦略局は、新美術館の建設計画で、2016年度に基本設計を委託する。今後、実施設計を一括するかどうかを検討し、固まり次第、都市整備局が受託者の選定手続きを進める。当初想定していた新美術館の整備手法(基本設計包含型PFI)が市議会で否決され、代わりに、基本・実施設計と工事をPFIから切り離す方針が示されたため、16年度に予定していたPFIアドバイザリー業務の委託を中止。基本設計に着手することとした。
 当初予算の審議では、アドバイザリー業務の委託費5300万円(2カ年、債務負担含む)を白紙にした上で、基本設計の委託費8900万円(〃)を計上し直し、可決。16年度分2800万円、17年度分6100万円(債務負担限度額)の内訳となる。21年度までの完成目標に変更はない。
 新美術館は、「大阪と世界の近現代美術」をテーマとし、美術館や東洋陶磁美術館にはない、新たな魅力を創造する。延べ床面積1万5000平方bを想定。内訳は、コレクション展示室2200平方b、企画展示室1200平方b、コミュニケーション機能2100平方b、保存・研究機能2500平方b、管理・共用7000平方bなど。建設地は、大阪市北区中之島4ノ32ノ14他の敷地約1万2874平方b。
 施設整備費(設計・監理費、工事費、備品購入費)は121億円を概算する。

提供:建通新聞社