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建通新聞社四国
2016/04/05

【香川】香川県・高松市 動物愛護センター基本計画策定 センター棟・屋外施設など

香川県と高松市は動物愛護センター(仮称)基本計画を策定した。高松市東植田町の県公渕森林公園内の第2駐車場を共用した敷地約4700平方bにセンター棟やドッグランなどの屋外施設、駐車場を整備する。2016年度中に基本・実施設計に着手し、17年度中に施設の建設に着工。18年度中に動物愛護センターを開設する。
 施設計画によると、センター本棟は約900平方bを確保する。このうち事務所・啓発部門で約360平方bを想定しエントランスホールのほか、事務室、多目的ホール(会議室・研修室)や書庫兼倉庫を配置する。
 また、犬・猫収容施設として約240平方bを想定。犬猫舎の譲渡動物室や検疫室、ふれあいルーム(モデルルーム)、物品庫・洗浄室、トリミングルーム、更衣・シャワー室やプラットホームを配置する。これらは飼育環境を適正に維持するため冷暖房設備等を整備することを基本に置く。
 診療・検査部門として約100平方bを確保。譲渡犬猫の診療と治療を行う診療室(レントゲン室や手術室を含む)のほか、譲渡犬猫の健康診断と治療に必要な各種検査や動物由来感染症の調査・研究を行う、検査・薬剤保管室を設置する。手術準備・器具洗浄室も配置する。
 その他スペースで約200平方bを確保し、災害用備蓄倉庫と機械室(脱臭設備・空調設備・ボイラー設備・非常用発電等の設備室)、廊下等の共用部分、トイレ、授乳室を設ける。
 一方、屋外施設として約1000平方bを想定し、ふれあい広場(屋根付き
)とドッグランを配置。身障者用等を含む駐車場は県公渕森林公園第2駐車場を共用する。
 環境配慮計画で吸音効果の優れた材料の採用や防音・遮音効果の高い建物構造とし動物の臭気対策のため、脱臭機能を備えた設備を設置。屋外施設には逸走を防ぐフェンスや外観で公渕森林公園の景観等と調和したデザインを導入する。
 また、太陽光など自然エネルギーを積極活用。外壁や床等は断熱材を使用しLED照明水資源有効活用で雨水の利用などを図る。ユニバーサルデザインを導入する。

提供:建通新聞社