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　国土交通省四国地方整備局は、４月１日現在の発注見通しを明らかにした。高知県内の出先事務所から発注する工事は、高知河川国道事務所が22件、中村河川国道事務所が23件、土佐国道事務所が35件、中筋川総合開発工事事務所が３件、大渡ダム管理所が３件、高知港湾・空港整備事務所が17件。このほか四国山地砂防事務所の高知県内工事分が９件、吉野川ダム統合管理事務所の高知県内工事分が１件ある。主な工事では、高知河川国道事務所からは南国海岸や戸原海岸堤防改良、中村河川国道事務所からは寺山トンネルや和田トンエルなどの高規格道路関連、土佐国道事務所からは高知南国道路の橋梁工事などが発注される。
　高知河川国道事務所では、南国海岸堤防改良を10件、戸原海岸堤防改良を４件発注する。工事規模は全て２億円以上３億円未満。戸原海岸の３件を第１四半期に入札し、残りは第２四半期に入札する予定。２０１４年の台風による浸水被害を受けてポンプを増設する宇治川排水機場ポンプ設置工事は、工事規模７億４０００万円以上15億円未満のＷＴＯ案件として第３四半期に入札する。概要は口径２０００�_の立軸斜流ポンプ１台。合わせて建屋新築とポンプ改造を第４四半期にそれぞれ入札する。
　中村河川国道事務所では、中村宿毛道路の平田インターチェンジ（ＩＣ）〜宿毛ＩＣの19年度開通を目指し、寺山トンネルと和田トンネルの工事をＷＴＯ案件で発注する。寺山トンネルは延長は４８５�b、15億円以上30億円未満の規模で第４四半期に入札する。和田トンネルは延長１６１�b、７億４０００万円以上15億円未満の規模で第３四半期に入札する。
　土佐国道事務所では、布師田第２高架橋上部工事、布師田第３高架橋上部工事、五台山第２高架橋上部工事、国分川橋上部工事、絶海池第１橋上部工事の５件がいずれも７億４０００万円以上15億円未満のＷＴＯ案件となる。これらの工事を含め、高知南国道路の高知ジャンクション（ＪＣＴ）〜高知南ＩＣの20年度開通を目指し、橋梁下部工事９件、橋梁上部工事12件の発注が盛り込まれている。
　高知港湾・空港事務所では、高知港三里地区（東第一）築造工事２件をいずれも７億４０００万円以上15億円未満の規模で第２四半期に入札、高知港三里地区防波堤（南）等築造工事と須崎港湾口地区防波堤築造工事をいずれも２億５０００万円以上７億４０００万円未満で第２四半期に入札する。

提供：建通新聞社