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建通新聞社(中部)
2016/04/06

【愛知】小垣江東小に特支学校併設して大規模改造、2カ年で14・5億 刈谷市

 刈谷市は、2016年度からの2カ年で総事業費14億5430万円を投入し、小垣江東小学校の大規模改造と増築による特別支援学校の併設を計画している。6月議会承認案件として4月に一般競争入札で建築工事、電気工事、管工事に分けて公告する。18年4月の開校を目指す。
 大規模改造は、南舎と北舎を対象に老朽化した内外装、設備を全面改修するほか、特別教室を両校の児童が使用できるように改修、校舎全体をバリアフリー化する。規模は南舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2940平方b。北舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1570平方b。1982年に建設した。
 特別支援学校は、北舎東側のスペースに増築する。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2478平方b。普通教室、多目的室、ケアルーム、職員室などを配置する。また、エレベーター1基を設置するほか、普通教室には空調設備を整備する。定員は小・中・高等部を合わせて最大70人を想定している。
 このほか、北舎西側にスロープ棟を増築する。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ489平方b。設計は加藤建築事務所(刈谷市)が担当した。所在地は小垣江町白沢36。
 当初予算では、2事業に対して15〜17年度の継続費を設定した。大規模改造事業は総事業費5億7690万円(16年度190万、17年度4億0340万円)、特別支援学校建設事業は総事業費8億7740万円(16年度5億1132万、17年度3億0080万)を計上した。
 現在、同市から特別支援学校への通学は、半田市の「県ひいらぎ特別支援学校」まで通うことになる。長時間通学する負担を軽減することなどを目的に同市が単独事業で整備する方針を打ち出した。同市では、障害の有無にかかわらず子どもたちが教育を受けられる環境の整備を目指しており、衣浦定住自立圏域全体からのアクセスや、敷地内の状況などから小垣江東小学校に併設して整備することを決めた。

提供:建通新聞社