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北陸工業新聞社
2016/04/07

【新潟】免震構造、2期延べ2万2000平方メートル/データドックのエネ循環型DC/長岡/施工者選定は来月

 データドック(東京都 宇佐美浩一代表取締役社長)は6日、長岡市内で計画する、エネルギー循環型データセンターについて、2期の工事合計で、延べ約2万2000平方メートル規模を想定していることを明らかにした。
 1期工事は管理棟とサーバー棟(500ラック/延べ約1万平方メートル)、2期工事ではサーバー棟(1500ラック・延べ約1万2000平方メートル)を建設する。免震構造を採用し、建屋の階数は2、3階程度(床耐荷重3トン/平方メートル)を想定。施工場所は非公表としており、総投資額は40から50億円を見込む。
 電力供給は定格20kVA/ラック標準、ネットワークは100Gbps専用線とし、受電設備は特別高圧2系統、空調設備に間接外気+雪冷熱ハイブリッド空調(バックアップ用機械冷房設置)を見込む。停電対策として無停電電源装置(UPS)、非常用自家発電機(無給油連続運転72時間)を整備し、ファシリティは最高レベルのティア4、エネルギー効率はPUE1・2以下を誇る。
 サーバの冷却に外気冷房と雪氷冷房を導入し、電気冷房を使わないことが最大の特徴。「外気と雪氷冷房による大幅な消費電力削減」と「廃棄エネルギー活用」を併用する今データセンターは、世界初の超高性能施設として期待される。
 同社は「特殊性が高い施設なので、施工実績のあるスーパーゼネコンが対象になる」としており、5月にもコンペで施工者選定に着手し、2期工事までを含めた提案を求める。1期工事は11月の着工、18年1月の稼働予定している。
 概略設計はNCRI(東京都)が担当。

hokuriku