トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2016/04/08

【京都】今後5ヵ年の後期実施計画 四条通の地下通路活用や 京都駅東南地域活性化等

 京都市は、28年度から32年度までの後期実施計画をまとめ明らかにした。
 今後5年間の財政運営の目標として、総人件費の削減では民営化等の業務の見直しで職員数の適正化を進め、職員数を800人以上削減するなどし一般会計人件費予算を170億円以上削減。公営企業部門でも経営健全化を進め、職員数の削減等で人件費抑制を推進するとした。
 投資的経費は、防災・老朽化対策や未来の京都のための先行投資などに多額の財政負担が見込まれる中、事業実施の優先順位付けや事業費・規模の精査による財政負担の圧縮・平準化に最大限努めるとし、その総額を的確に管理するとした。
 中期財政収支見通しで投資的経費は、前期実施計画期間中の投資的経費の見込み580億円に消費税率の引上げを加味した額を基に、クリーンセンターの整備費を上乗せして見込む。28年度予算で680億円、29年度推計で740億円、30年度推計で720億円、31年度推計で700億円、32年度推計で700億円と見込む。
 主な事業(▼は新規)として、▼京都ならではの新築住宅の省エネ化の推進▽公共建築物への再生可能エネルギーの率先導入▽「平成の京町家」の更なる普及促進▽緑視環境(ひとの目に見える緑)の充実による緑の満足度の向上▼下水汚泥から発生する消化ガスなど下水道資源の有効活用の推進▽南部クリーンセンター第二工場(仮称)への建替えと環境学習施設の併設▽市内産木材の土木構造物等への積極的な活用による環境にやさしい「地産地消」の取組の強化▽建築用材や未利用間伐材など市内産木材の総合的な需要拡大▽安心・安全な歩行空間創出の推進(東大路通等での歩行環境の改善他)▽重点地区における自転車利用環境の整備▽リニア中央新幹線や北陸新幹線の誘致推進▽地下鉄駅ナカビジネス等の積極的な展開▽西大路駅をはじめとした駅と周辺道路のバリアフリー化▽老朽化した横断歩道橋の撤去による歩行者優先の道路づくり▽ひと・ものの交流促進とまちの持続的成長を支えるための道路整備の推進▽先斗町通をはじめとした全国のモデルとなる京都方式の無電柱化などによる道路景観の向上▽JR新駅や中央市場の整備などによる京都駅西部エリアの更なる活性化▼安全な自転車の乗り方を身に付ける常設サイクルセンター(講習施設)の設置▽京町家を次世代に引き継ぐための条例の制定や、空き家対策との一体的な取組などによる京町家の保全・活用の推進▽京町家等の伝統的な構法等を用いた建築物の保存・活用の促進に向けた検討▼歴史都市・京都にふさわしい良好な道路空間の創出▽まちのシンボルとなる橋の創出▽円山公園の再整備(修復)▼嵯峨野の原風景を生かした広沢池周辺整備の推進▽旧三井家下鴨別邸など文化財の公開による活用と保存▽都市活力の維持向上に向けた都市機能の配置及び誘導▽総合的な空き家対策の推進▼京都駅東南部エリア活性化方針の策定・推進▼四条通の地下通路の活用による都心部の更なる賑わいづくりの推進▽ニュータウン(洛西・向島)の活性化方針の策定・推進▽高架下有効活用による「洛西口〜桂駅間プロジェクト」の推進▽芸大移転を見据えた洛西地域をはじめとする西京区の新たな活性化策の推進▽「らくなん進都」における企業集積の促進や交通利便性の向上等▽護岸改修による高瀬川周辺一帯の魅力あふれる水辺環境の創出▽府市協調による地下鉄北山駅周辺地域の活性化▽山ノ内浄水場跡地活用▽観光地トイレのおもてなし向上プロジェクトの推進▽国立京都国際会館・多目的ホールへの京都らしい設えの実施と2500人規模から5000人規模への拡充整備の促進▼中小企業振興会議(仮称)の創設による、関係者の知恵と力を結集した一層の実効性ある振興策の推進▼「商店街空き店舗解消促進事業」の推進▼「商業振興アドバイザリー会議(仮称)」の新設による効果的な商業振興施策の推進▼集中的な森林整備や林業振興をめざすための関係機関とも連携した新たな仕組みづくりの検討▽中央市場の施設整備の推進▽「らくなん進都」をはじめとする市南部地域を中心とした企業誘致の推進▼地元企業の事業拡大や企業誘致を推進するための新たな産業用地の確保・創出▼京都ならではのすまいや暮らし方等を学ぶ「住教育」及び子どもたちが健やかに育つ住まい方等を創造する「住育」の推進▽地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センター及び児童福祉センターの施設一体化を契機とした機能充実▽特別養護老人ホームをはじめとする介護サービス基盤の充実▼地域連携・安心安全快適マンション認定制度(仮称)の創設▼集会所新築等補助金制度の拡充▽市営住宅の住戸等を活用した地域コミュニティを活性化するための場づくり▽河川の整備及び効果的な維持管理による治水安全度の向上▽下水道における雨水幹線等の整備による浸水対策の推進▽北部山間地域の「北半環状ルート」における道路改良や待避所の設置▽山科から洛西を結ぶ「南半環状ルート」の完成に向けた事業中区間の整備推進▽市街地におけるミッシングリンク(未整備区間)の解消等による幹線道路網の充実▽京都高速道路の抜本的な見直しと南北方向のボトルネック解消など交通課題への対応▽府市協調で進める運動公園の整備などスポーツ施設の充実▽ICT等を活用した市民との協働による公共土木施設の維持管理▽公共土木施設のマネジメントの推進▼危機管理センター(仮称)開設を見据えた新たな災害対策本部体制の構築▽「まちの匠」の知恵を生かし、地域と連携しながら市民、事業者と共に取り組む民間建築物の耐震化の推進▽保育所など社会福祉施設耐震化の推進▽道路、橋りょう、トンネル等の防災・老朽化対策の推進▽老朽化した水道・下水道施設の計画的な改築更新▽消防署所の整備▽市庁舎整備の推進−などを盛り込んだ。
 施設・敷地の利活用では、東部クリーンセンター跡地の有効活用の検討、施設の統廃合等に伴い生み出された土地等の売却などを挙げた。売却を予定している主な土地は、し尿前処理施設、中央市場(食肉市場)、旧家庭動物相談所、旧右京図書館などを示した。