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大分建設新聞社
2016/04/09

【大分】佐伯市の活性化基本計画、新年度からスタート 

 佐伯市の西嶋泰義市長は7日、内閣総理大臣に申請していた「市中心市街地活性化基本計画」が3月15日付で認定されたと発表した。計画期間は28年4月から33年3月までの5ヵ年。大手前開発事業を中心にした、「便利で過ごしやすく人が集うまち」「人々が活発に交流しふれあうまち」の2本柱の実現を目指す。
 計画区域は、大手前地区からJR佐伯駅前・佐伯港地区までの約157f。目標数値として、5地点の歩行者・自転車通行量(平日・休日の合計平均)は、基準値(H26)の2391人から目標値(H32)の2682人に増大。空き店舗率は、基準値(同)の34・5%から目標値(同)を27・6%に低下。交流人口は基準値(同)約29万人から目標値(同)約33万人に増大させる。
 具体的事業は48事業を示している。うち、主なハード整備事業は、▽高次都市施設整備事業(仮称・大手前まちづくり交流館)▽南海医療センターの耐震化整備▽保育所建設事業(久部保育所移転)▽魚市場リノベーション事業▽中心市街地の空き店舗活用実証実験―など。総事業費は約79億円を見込み、国の社会資本整備総合交付金などを活用する。
 大手前開発事業は3月に葛v米設計九州支社と建築等基本設計業務を締結し、地権者との用地交渉に入った。葛v米設計は、4月末から5月にかけ、市民を対象に基本設計の内容を説明し意見を聞く場を持つとしている。
 ハード整備事業の詳細は次の通り。
【道路整備】
▽大手前開発計画にあわせて国道217号を整備。延長1700b。29年度実施。
【地域生活基盤施設整備】
▽人が集う広場の整備。面積3000平方b。27〜31年度実施。
【高質空間形成施設整備】
▽区域内道路8路線(西谷広場線、札場通り線、西谷新道線(その1)、大手前池船線、西谷新道線(その2)、西谷新屋敷線(その1)、西谷新屋敷線(その2)、(仮)西谷船頭線)の整備・高質化(石畳、緑化施設、サインなど)。延長985b。27〜31年度実施。
【高次都市施設整備】
▽(仮)大手前まちづくり交流館=ホールを持つ地域交流センターと地域ブランド発信拠点のまちおこしセンター複合施設を建設。面積6700平方b。27〜31年度実施。
【南海医療センター整備】
▽災害拠点病院の南海医療センター耐震化と地域災害医療センターとして設備整備。28〜31年度実施。
【保育所建設】
▽郊外にある久部保育所を中心市街地に移設。面積1200平方b。28〜30年度実施。
【魚市場リノベーション】
▽魚市場を耐震補強し、魚市場機能に加え、観光交流拠点としてリノベーション整備。面積1200平方b。28〜31年度実施。    

提供:大分建設新聞社