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日刊建設タイムズ社
2016/04/12

【千葉】日建設計と3・3億で契約/県病院局/がんC新棟の実施設計

 県病院局は「県がんセンター新棟建築工事他」の実施設計業務について、先月30日付で日建設計(東京都千代田区飯田橋2―18―3)と随意契約を締結した。契約金額は3億3000万円(消費税抜き)。予定価格は3億5968万7520円(消費税込み)だった。委託工期は2017年6月30日。設計は新棟建設と既存棟改修工事及び解体工事の実施設計を行う。日建設計は2015年度のプロポーザルで当選し、基本設計を担当した。
  事業スケジュールは、17年度に着工、19年度までの3か年で建設し、19年度末の開院を目指す。その後、既存病棟の解体と東病棟・緩和ケア病棟の改修を3年程度で実施し、21年度ごろまでに全体を完成させる予定。本年度は準備工として一部水道配管の切り回し工事の実施も予定している。
  基本設計による新棟の建物規模はRC造(免振構造)地下1階地上9階・塔屋1階建て延べ約4万8210u。病床数は既存の緩和ケア病棟25床を含む450床の計画。建物の各階の構成は1階がサービス部門、1〜3階が診療部門、4階が管理部門で、5〜9階に病床を配置する。
  一方、既存の東病棟は改修し、研究・会議棟として整備する。建物規模はRC造4階建て延べ約4170u。また、緩和ケア病棟はRC造平屋建て延べ約1620uの規模。
  病院の敷地面積は約4・8ha。新棟の建設場所は、敷地西側のテニスコート・駐車場のある場所と精神保健福祉センターの敷地を合わせた約1・1ha。新棟は敷地西側にL型に配置し、研究・会議棟、既存緩和ケア病棟と渡り廊下で接続し、連携を図る。
  なお、設計は15年度にプロポーザルを実施し、日建設計が当選。基本設計に着手し、昨年8月末に完了した。昨年度はこのほか、地質調査を三和技建(千葉市中央区大森町532―5)に委託し実施するとともに、費用対効果を踏まえた各種設備・システム等の導入検討及び医療機器等の仕様等をまとめる「県がんセンター新センター開院に向けた運用調整支援等業務」をアイテック(東京都中央区日本橋本町1―6―5)に委託して策定した。k_times_comをフォローしましょう
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