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建通新聞社
2016/04/15

【大阪】うめきた2期 まちづくりテーマ決まる

JR大阪駅北側の再開発事業「うめきた2期地区」について、まちづくりのテーマが「ライフデザイン・イノベーション」に決まった。これまで同地区のまちづくり方針としていた「みどりとイノベーションの融合拠点」の考え方を踏まえ、緑を生かしながら新産業の創出につなげる拠点づくりを進める。同地区の開発を担う民間事業者の募集手続きが、早ければ2016年度中に始まる見込みだ。
 同地区の施設イメージとして、イノベーション施設(例=企業の新規事業開発の担当部門や研究所など)や、プラットフォーム施設(例=総合コーディネート機関の事務所など)などを想定。また、緑の整備では、中央部に配置する4・5fの都市公園と周辺の民間敷地を合わせ、地区全体で約8f分を確保する。
 民間事業者の募集に関しては、13年度に1次事業コンペを実施、優秀提案者に20者を選定済み。1次コンペ優秀提案者による2次提案が行われることになる。
 2期地区は本格工事が始まる前までの期間中、暫定利用を行う。3月に事業者のエントリー募集を実施し、15件の応募があった。4月中に審査し、その後暫定利用を始める見込みだ。
 うめきた2期区域は全体約23・8f。うち、UR都市機構の防災公園街区が約4・5f、土地区画整理事業(URが施行)は約19・3f。土地区画整理事業は15年11月に事業認可を取得しており、3月に仮換地指定を行った。今後、道路予定地への下水道敷設工事などを進めていく予定。また、JR東海道線支線地下化は、1月からヤード内の工事に本格着手しており、今後、複数の工区で順次着工していく見込みだ。

提供:建通新聞社