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建通新聞社四国
2016/04/19

【香川】最高裁 高松地家裁丸亀支部庁舎新営を第3四半期に入札

最高裁判所は、2016年度から高松地方家庭裁判所丸亀支部と丸亀簡易裁判所を含む「高松地家裁丸亀支部庁舎」の新営整備に取り組む。最高裁の16年度発注見通しにも、一般競争入札での発注として庁舎新営の建築、電気、機械、エレベーター各設備工事が盛り込まれた。
 計画によると、既存庁舎のあった丸亀市大手町3ノ4ノ1の敷地6265平方b内に、新たに鉄筋コンクリート造3階建て延べ4088平方bの庁舎と、木造平屋25平方bの自転車置き場などを建設する。既存庁舎本館と工作物(事務・法廷・EV棟は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3018平方b、ポンプ室はコンクリートブロック造平屋9平方b、自転車置き場はコンクリートブロック造平屋12平方b)の解体工事は村上組(高松市)の施工で15年度末に完了した。
 庁舎新営実施設計は梓設計(東京都品川区)に15年度に委託し、ことし11月30日までの納期で進めている。同設計には庁舎新営後の仮設庁舎(鉄骨造2階建て延べ1909平方b)の解体も含む。
 庁舎新営建築工事は第3四半期の入札を予定。発注規模(6億円以上)から見て公告から入札までの手続きにおおむね6カ月程度はかかる見込みであるため、上半期内の公告の公算が強い。工期は約22カ月を見込む。
 また、同電気設備(発注規模2億円以上6億円未満、工期約18カ月)、同機械設備(2億円以上6億円未満、約18カ月)、同エレベータ設備(250万円超2億円未満、約18カ月)の各設備工事はそれぞれ別途、第3四半期に入札する予定。
 一方、最高裁の工事発注見通しには香川県関係で高松高等裁判所が発注する高松地家裁観音寺支部庁舎内部等改修(観音寺市)を盛り込んだ。同改修は便所などを改修するもので工期は約5カ月。発注規模は250万円超2億円未満、第1四半期に一般競争で入札する予定。
 最高裁の業務発注見通しではこのほか高松地家裁丸亀支部庁舎新営工事監理業務(丸亀市)を第3四半期に一般競争で入札。納期は22カ月。また随意契約で高松地家裁丸亀支部庁舎新営実施設計その2業務(丸亀市)を第3四半期に契約する。意図伝達業務で納期は約22カ月。

提供:建通新聞社