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建通新聞社四国
2016/04/19

【高知】国交省高知港湾・空港整備事務所 防波堤築造4件を本官発注

 国土交通省高知港湾・空港整備事務所は、高知港、須崎港、宿毛湾港、室津港で、防波堤の延伸や粘り強い構造への改良するための工事を6〜7月から順次発注する。このうち発注規模2億5000万円以上の本官発注は、高知港三里地区東第一防波堤築造工事2件、同南防波堤築造工事、須崎港湾口地区防波堤築造工事の計4件を予定している。
 高知港三里地区東防波堤の延長は1100b、うち15年度発注分で940b分が完了する。16年度は延長約90bに相当するケーソン4函を据え付け、防波堤を延伸させる。その1では1函当たり延長25・2b、幅14・7b、高さ13・5b、重量約3000dのケーソンを3函据え付ける。その2では、延長14・8b、幅15・7メートル、高さ13・5b、重量約2200dのケーソン1函を据え付ける。両工事とも、基礎工、上部工、被覆・根固ブロックの据付、消波ブロックの据付なども合わせて行う。発注規模は両工事とも7億4000万円以上15億円未満。
 同地区南防波堤では、粘り強い構造にするための改良を進める。既設防波堤の基礎マウンドの港内側に腹付工を施し、その上に既設の流用を含めた被覆ブロックや洗掘防止マットを設置して腹付工の機能を強化、基礎マウンドと海底地盤を洗掘から防ぐ。また天端部を嵩上げし、パラペットを設置するなどして防波堤背後の洗掘を防止する。発注規模は2億5000万円以上7億4000万円未満。
 須崎港湾口地区防波堤でも、同様に粘り強い構造に向けた改良を進める。16年度は東防波堤(延長940b)のうち予算の範囲内で実施する。工事概要は、基礎工、被覆ブロック据付、消波ブロック据付、撤去工など。発注規模は2億5000万円以上7億4000万円未満。西防波堤も含め、22年度の完成を目指す。
 宿毛湾港池島地区第二防波堤では、今後防波堤を延伸する箇所への基礎捨石工を実施、発注規模は3700万円以上9000万円未満。全体延長380bに対し、5函のケーソン据付が残っている。
 室津港室津地区第一防波堤では、設置済みのケーソンに対する上部工を実施、発注規模は1億5000万円以上2億5000万円未満。全体延長694bに対し、2函のケーソン据付が残っている。
 このほか、各港で使用する消波ブロックや被覆ブロックの製作も順次発注し、今後の据付に備える。

提供:建通新聞社