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建設経済新聞社
2016/04/25

【京都】京都駅・丹波口駅間のJR新駅 JR西、28年度に工事着手 京都市は30億円の債務設定

 JR嵯峨野線の京都駅から丹波口駅の間の七条通南側にJR新駅が設置される。28年度から工事に着手し、31年度の開業を予定する。
 新駅は京都駅から約1・7q、丹波口駅から約0・8qに位置する京都市下京区観喜寺町の七条通南側に西日本旅客鉄道梶iJR西日本)が設置する。駅施設・設備は高架下駅舎、相対式ホーム2面、旅客上家、エレベーター2基、エスカレーター4基。
 概算で49億円を見込む事業費のうち、JR西日本が19億円(38・8%)、京都市が15億円(30・6%)を負担。残り15億円(30・6%)は国の補助金を充当する。JR西日本と市は事業内容、工程、事業費及び費用負担の詳細を定めた工事協定を締結する。
 市は28年度当初予算にJR嵯峨野線京都・丹波口間新駅設置工事費の債務負担として限度額30億円(28〜30年度)を設定した。財源は一般財源1億1100万円、市債13億8900万円、国府支出金15億円を充当する。
 新駅に係る七条通の南北の動線について市は、七条通をまたぐ歩道橋を設置する計画。28年度発注見通しで、JR嵯峨野線京都・丹波口間新駅周辺整備詳細設計業務委託を第2四半期に発注する。概算額区分は1000万円以上WTO対象未満。
 新駅の詳細設計及び周辺施設の予備設計等を27年度に実施。28年度に新駅の工事着手と周辺施設の詳細設計を行い、29年度に周辺施設の工事に着手する予定。