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北陸工業新聞社
2016/04/23

【石川】7月着工へ発注準備/内灘町白帆台小建設事業/実施設計が完了

 内灘町は、今年度から2カ年で行う白帆台小学校建設事業で、7月の本体着工に向け発注準備を進める。これまでに実施設計が完了し、22日に開かれた町議会小学校建設特別委員会で町側が整備スケジュールと設計内容を示した。
 白帆台小は、大根布小に通学する児童数が増加し、19年には教室が不足する可能性があることから、「分離新設校」として白帆台2丁目の用地1万9130・50平方メートルに建設する。
 規模は校舎棟RC造3階建て延べ6116・56平方メートル、体育館棟RC造(屋根のみS造)平屋建て988平方メートル。基本・実施設計は中島建築事務所(金沢市)が担当した。
 校舎1階には223・79平方メートルの学童保育のスペースも設ける。特別支援学級2クラスを含め、計15教室を確保する予定としている。
 町は今後、校舎棟と体育館棟の建設工事について▽建築▽電気設備▽機械設備―の3工種にそれぞれ分離し、一般競争入札の公告を行う。6月下旬から7月上旬ごろまでに入札を終え、同月中に着工する予定だ。工期には18カ月を見込み、18年1月の完成、同年4月の開校を目指す。
 25メートルプールや、150メートルトラックを備えたグラウンド、駐車場などの外構整備については、本体工事の進ちょく状況などを見ながら、順次着工していく。
 白帆台小は、シンプルで維持管理しやすい校舎とし、普通教室棟と特別教室棟を回廊で結び、使いやすくコンパクトな造りとなる。1階に配置される図書館は2階までの吹き抜けとなり、学習スペースとライトコートに一体感を持たせ、学習・読書活動に適した学習環境を確保する。
 今年度当初予算には、債務負担行為を含めた建設関連事業費として22億1834万円が盛り込まれている。町土地開発公社から用地を買い戻す土地購入費3億50万3000円も別途計上された。

hokuriku