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北陸工業新聞社
2016/04/28

【新潟】23年度完了、33億円投入/打越地区経営体育成基盤整備/県農地部/用水路26km、暗排192haなど

 新潟県農地部農地整備課は、打越地区(新潟市、燕市)経営体育成基盤整備事業について、23年度の完了を目指し、33億5000万円を投じていく計画だ。
 将来の地域農業の中心となる経営体(担い手)を育成するため、効率的で安定的な農業経営を行うことのできる生産性の高い基盤整備を推進するもの。用水は八ヶ江用水路より地区内にかんがいされているが、地区内フリューム水路の不等沈下、末端部水路が土水路であることから漏水・水路ロスが大きく用水不足が生じているほか、水路のほとんどが用排水兼用であり渠底が浅く、転作への障害となっている。対策として、パイプライン化により用水の節減および流量を確保するとともに、用排を分離しほ場内の排水のみ排水する水路は管水路形式、地区外流域からの排水を受ける水路は開水路形式にて自然排水する。また、排水路に魚巣枡(環境配慮型フリューム)を設置し、生態系への配慮に努めるという。
 工事概要は区画整理工として、整地工192・2ヘクタール(工事費6億300万円)、道路工支線舗装L=26・0キロ(同1億9200万円)、用水路工支線舗装L=26・7キロ(同9億1000万円)、排水路工支線舗装L=25・4キロ(同8億1700万円)、暗渠排水工(本暗渠)192・2ヘクタール(同4億3100万円)を施工していく。また、附帯工では用水路工189・9ヘクタール、L=1・5キロ(同1億2400万円)を推進する。
 15年度から新規着手し、9カ年の継続実施。受益面積については192・2ヘクタール、関係土地改良区は西蒲原土地改良区となっている。

hokuriku