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大分建設新聞社
2016/05/07

【大分】県内の地震被害35億、土木159件・農林348件

 県は2日、28年熊本地震による4月28日現在の県内の被害状況を発表した。
被害件数と被害額は、公共土木施設が159件・30億1600万円、農林水産業関係が348件・5億3154万3000円の合わせて507件・35億4754万3000円。
 公共土木施設のうち県管理分は99件・19億9200万円で、内訳は、道路53件・10億1500万円(国道212号〈日田市大山町西大山〉法面崩壊ほか)、河川2件・3400万円(小挾間川〈別府市〉河川埋塞、宮川〈由布市〉堤防陥没亀裂)、海岸1件・200万円(北浜地区水叩きなどクラック、段差)、港湾28件・4億5300万円(別府港石垣地区2号埠頭エプロン沈下、同港北浜地区護岸コンクリートクラックほか)、砂防設備9件・4億8700万円(中津市深耶馬渓地区がけ崩れ、日田市上野川山腹崩壊ほか)、公営住宅6件・100万円(別府県営原住宅ポンプ室外壁モルタル亀裂ほか)。
 一方、市町村管理分は60件・10億2400万円で、内訳は、道路58件・9億5400万円(山崎荒木線〈由布市湯布院町川南〉路面亀裂、路肩崩壊ほか)、都市・公園2件・7000万円(大分城址公園〈大分市〉大手門の屋根崩壊、月隈公園〈日田市〉石垣崩壊)。
 農林水産業関係で被害の多いのは、農地・農業用施設283件・4億6600万円、林地・林道・治山施設13件・2000万円、漁港施設2件・890万円などで生産基盤施設が大半を占めている。   
 
提供:大分建設新聞社