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建通新聞社(神奈川)
2016/05/06

【神奈川】西湘海岸で岩盤型施設の整備に着手

 国土交通省京浜河川事務所は2016年度に、事業費95億5900万円で多摩川の高潮堤防対策や鶴見川の堤防耐震対策、相模川の堤防整備や樋管改築などを実施する。西湘海岸の海岸保全施設整備事業には3億2000万円を充て砂浜の回復に向けて岩盤型施設の整備に着手する予定だ。
 事業費の内訳は河川改修費が55億9200万円、河川維持修繕費が12億0900万円、総合水系環境整備事業費が1億1800万円、海岸維持管理費が23億1800万円、海岸保全施設整備事業費が3億2200万円。
 主要事業を見ると、多摩川の河川改修事業には約39億3000万円を投じて、川崎市鈴木町地区などで高潮堤防を整備する他、東京都八王子市北野町地区などで堤防整備を、立川市錦町地区では樋管の新設と堤防の整備を、それぞれ実施する。また稲城市大丸町では低水護岸整備を実施する。
 鶴見川の河川改修事業費は約8億4000万円を充てる。横浜市末広町地区では河道掘削工事を、横浜市元宮地区の堤防耐震対策を、それぞれ行う予定。
 相模川河川改修事業の16年度事業費は約8億3000万円。平塚市須賀地区で用地補償を進める他、寒川町田端地区で樋管改築と堤防整備を実施する予定だ。
 この他にも、沖ノ鳥島管理保全に23億2000万円、多摩川総合水系環境整備事業費に1億円、多摩川・鶴見川・相模川の堤防除草や河川巡視、堤防の維持管理などに12億1000万円を充てる。
 提供:建通新聞社