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建通新聞社(静岡)
2016/05/11

【静岡】浜松市 「はまホール」の方向性夏ごろ議会に報告

 浜松市は、老朽化などを理由に2015年3月末で休館した教育文化会館(はまホール、中区利町)について、存続・廃止などを協議する検証検討委員会の提言を受け、遅くとも夏ごろまでに今後の方向性を市議会に報告する方針でいる。
 はまホールに関しては、15年3月の休館以降、検証検討委員会が協議・検討を進め、16年3月に「今後も必要」とする提言をまとめた。市では、提言を重く受け止め、存続・廃止・建て替えなどあらゆる可能性を考慮しながら今後の方向性について協議を進めている。
 提言では、民間施設を含めた複合施設化の可能性が高まることなどを理由に、新たな場所への新設を提案。現在地での建て替えは、新設に比べ発想の自由度や利便性が劣り、「複合施設化の可能性が低くなる」とした。市が示していたアクトシティ浜松を代替施設として利用する考えについては、アクトシティ浜松が担っている音楽の都づくりの拠点機能に支障が出るとした。また、新設する場合に「民間活力の導入」「新たな需要の喚起につながる機能の検討」「市中心部の中規模施設の統廃合」を考慮することも求めた。
 はまホールは、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階一部5階建て延べ約7205平方bで座席数は1492席。敷地面積は約6857平方b。1961年の建設から50年以上が経過し、老朽化による廃止を検討していたが、存続を求める声が多く休館している。


提供:建通新聞社
(2016/5/11)

建通新聞社 静岡支社