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建通新聞社(中部)
2016/05/16

【愛知】西口住宅再編計画1・2期工事の設計着手 豊橋市

 豊橋市は、西口住宅など市営住宅再編計画のうち、第1・2期の実施設計を柳伸建築設計事務所(豊橋市)に委託した。履行期間は17年3月24日まで。2016年度から3期・10年計画により3棟・363戸を新たに整備するもので、17年度に予定する第1期工事に向け準備を進める。市では建設地の現況を把握するため、地質調査を朝日土質設計コンサルタント豊橋営業所(豊橋市)に委託、調査期間は60日間。
 同計画は、西口住宅ととともに近接する西口改良住宅や西口母子住宅の老朽化対策として改築するもので、集約再編により防災性や居住水準の向上を図る。対象は、高師町内の西口住宅6棟と西口改良住宅9棟。再編した上で、跡地に3棟を整備する。
 今回の設計では、新築する3棟のうち、1・2号棟の2棟について詳細をまとめる。合わせて、既設住宅の解体についても設計(7月15日まで)を行う。また、地質調査では同住宅が建て替えにより高層になるため、敷地内の8カ所でボーリング調査を実施する。総延長は210b。
 解体する既設住宅の規模は、西口住宅が鉄筋コンクリート造5階建ての6棟で、延べ8650平方b。西口改良住宅が鉄筋コンクリート造4階建ての9棟で、延べ9729平方b。西口母子住宅は鉄筋コンクリート造2階建ての5棟で延べ396平方b。このうち、今回の解体設計では、西口改良住宅の9棟と西口住宅の1棟、集会所の2棟が対象となる。
 新住宅各棟の規模は、いずれも鉄筋コンクリート造9階建て延べ約6400平方bを見込む。戸数は1棟当たり、1DK(39平方b)が26戸、2DK(50平方b、一部64平方b)が72戸、3DK(64平方b)が23戸の合わせて121戸。
 本体工事は、3棟を3期に分けて建設する。第1期は17年10月〜19年2月、第2期は20年10月〜22年2月の工期を予定。第3期は23〜24年度で進める。25年度には近隣の西口母子住宅を全面解体するほか、外構などの一部工事を行う。
 建設地は高師町字北原1ノ95ほか。

提供:建通新聞社