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建設経済新聞社
2016/05/13

【京都】箇所決定に767ヵ所、377億円 上玉川橋架け替えに新規着手 野田川大宮、北大河原は供用

 京都府建設交通部は12日、28年度予算に係る公共土木事業及び単独公共土木事業の実施(箇所決定)を発表した。
 集中豪雨に備えた治水対策、土砂災害防止対策を推進。京都縦貫自動車道など高速道路を骨格とした交流基盤の整備を促進する。
 28年度設立の京都技術サポートセンターとも連携し、アセットマネジメントによる長期的な視点でインフラ長寿命化計画による老朽化対策を進めるとともに、橋梁の耐震化など地震防災対策を進める。
 建設交通部の箇所数は、▽道路283ヵ所・192億5800万円(公共132ヵ所・131億6100万円、単独151ヵ所・60億9700万円)▽街路19ヵ所・13億7200万円(公共9ヵ所・12億5800万円、単独10ヵ所・1億1400万円)▽河川125ヵ所・88億8500万円(公共32ヵ所・58億5600万円、単独93ヵ所・30億2900万円)▽海岸8ヵ所・1億2700万円(公共1ヵ所・5800万円、単独7ヵ所・6900万円)▽砂防175ヵ所・37億2200万円(公共80ヵ所・23億9300万円、単独95ヵ所・13億2900万円)▽公園13ヵ所・6億6000万円(公共5ヵ所・3億5700万円、単独8ヵ所・3億0300万円)▽港湾26ヵ所・14億1700万円(公共19ヵ所・5億6400万円、単独7ヵ所・8億5300万円)▽その他118ヵ所・23億2000万円(公共0ヵ所、単独118ヵ所・23億2000万円)−となり、合計767ヵ所・377億6100万円(公共278ヵ所・236億4700万円、単独489ヵ所・141億1400万円)を投じる。事業費は前年度比で7%増となった。
 建設交通部の主な新規事業は、道路事業の改築事業で国道175号(舞鶴市小津田)、主要地方道上狛城陽線(井手町井手)の上玉川橋、一般府道大宮岩滝線(京丹後市大宮町森本)。交通安全事業で主要地方道舞鶴福知山線(福知山市二箇)、広域連携事業で国道173号(京丹波町戸津川)、国道175号(福知山市下天津)、街路事業で都市計画道路内里高野道線(第2工区)(八幡市内里)に新規着手する。
 砂防事業では、イガロ川(伊根町平田)に新規着手する。
 社会資本整備交付金事業(海岸)では、宮津港(宮津港日置地区)に新規着手する。
 道路事業の継続事業をみると、一般国道312号野田川大宮道路(宮津市須津〜京丹後市大宮町森本)は27億円の事業費(27年度補正24億8000万円含む)を充て、引き続き橋梁工を進めるとともに、設備工、舗装工、安全施設工を行い、供用開始を目指す。
 一般国道307号(城陽市市辺〜奈島)は1000万円を計上し、用地測量を実施する。
 一般国道307号奥山田バイパス(宇治田原町奥山田)は1億7000万円の事業費を充て、引き続き道路築造工と橋梁工を進める。
 一般国道163号北大河原バイパス(南山城村北大河原)は約3億円を盛り込み、引き続き道路築造工、トンネル設備工、舗装工を推進しバイパスの供用開始を目指す。
 一般国道423号法貴バイパス(亀岡市西別院町〜曽我部町)は約8500万円を計上し、引き続き用地測量を進める。一般国道372号南八田道路(南丹市園部町南八田)は約2億8000万円(27年度補正約1億4000万円含む)を充当し、道路築造工、擁壁工を進める。
 一般国道482号丹後弥栄道路(弥栄工区)(京丹後市弥栄町国久〜弥栄町和田野)は2億1000万円を計上、舗装工、安全施設工を進め、バイパスの供用開始を目指す。
 主要地方道木津信楽線(瓶原)(木津川市加茂町井平尾〜和束町下島)は8000万円を充当。引き続き切土補強土壁工を進める。
 主要地方道八幡木津線(都市計画道路山手幹線)(京田辺市宮津〜精華町下狛)は約8億3000万円を盛り込み、橋梁工、築造工を実施する。
 主要地方道綾部宮島線肱谷バイパス(南丹市美山町小渕〜三埜)は約1600万円を計上、橋梁詳細設計を進める。
 主要地方道小倉西舞鶴線(白鳥工区)(舞鶴市森〜上安)は2000万円を計上。用地補償に着手する。
 主要地方道市島和知線(上川合〜台頭)(福知山市三和町上川合〜台頭)は2000万円を確保し、国道173号までの0・5qについて測量・設計を実施する。
 一般国道163号道の駅及び交差点改良(南山城村北大河原)は3億2400万円を充当し、府が道の駅の駐車場、トイレ、道路情報提供施設、南山城村が地域振興施設を整備し、29年春のオープンを目指す。なお道の駅整備にあわせ交差点改良を推進する。