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建通新聞社(東京)
2016/05/12

【東京】八重洲一丁目北など6事業始動へ 

 八重洲一丁目北地区や日本橋一丁目中地区、八重洲二丁目南地区、豊島区庁舎跡地地区など六つの都市再生プロジェクトが始動する。5月10日に開かれた内閣府の東京圏国家戦略特別区域会議で、6事業を新規プロジェクトに位置付けることが了承された。今後、それぞれの事業主体が区域計画の認定を得て都市計画法の特例措置を活用し、施設整備を順次進めていく。
 特区内で動き出す新規プロジェクトは▽八重洲一丁北地区(事業主体は東京建物)▽日本橋一丁目中地区(三井不動産、野村不動産)▽日本橋一丁目東地区(東急不動産、三井不動産)▽八重洲二丁目南地区(住友不動産)▽豊島区庁舎跡地地区(豊島区、東京建物、サンケイビル)▽浜松町二丁目地区(世界貿易センタービルディング、JR東日本、東京モノレール)―の6事業。
 日本橋川沿いの八重洲一丁目北(中央区八重洲1ノ1他、敷地面積約9000平方b)と日本橋一丁目中(中央区日本橋1ノ4他、敷地面積約2万3000平方b)、日本橋一丁目東(中央区日本橋1ノ14他、敷地面積約1万5000平方b)の3地区では「東京国際金融センター構想」の金融軸を支えるさまざまな機能を集積するとともに、日本橋地域では歴史・文化を踏まえた水辺のにぎわいを創出する。日本橋川の上空を走る首都高速道路高架の大規模更新との同時着工を視野に事業計画を取りまとめていく。
 八重洲二丁目南地区では、20年パラリンピック競技大会後の障害者スポーツ振興拠点とともに、東京駅周辺の国際ビジネス・観光拠点と連携させた施設を整備する計画だ。
 豊島区庁舎跡地(豊島区東池袋1ノ18他、敷地面積約6600平方b)については、東京建物とサンケイビルが定期借地権者としてオフィスやシネマコンプレックス、多目的ホールなどで構成する複合施設2棟を建設する。オフィス棟は延床面積約6万4000平方b、新ホール棟は同約1万平方bの規模を想定しており、鹿島が設計・施工を担う。
 浜松町二丁目では、港区浜松町2丁目にある世界貿易センタービルを建て替える。約2万1050平方bの敷地に、モノレール駅やバスターミナルを備えた延床面積約27万平方bの複合オフィスビルを建設する。
提供/建通新聞社