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日刊建設タイムズ社
2016/05/16

【千葉】年度内の都計決定目指す/茂原市本納駅東地区

 茂原市都市整備課は、本納駅東地区の整備で年度内の地区計画決定、用途地域変更、区画整理解除を予定している。県と協議中で、夏ごろに原案を縦覧を縦覧。その後、案の縦覧を経て、11〜12月の市の都市計画審議会に諮り、審議会の承認を得て、来年2月ごろの決定・告示を目指す。また、本年度は先行整備する区画道路1号の用地測量を実施する予定で、秋ごろに委託業務を発注する。都市計画変更図書の作成はセット設計事務所(茂原営業所・茂原市緑ヶ丘1―43―15)が担当。
  用途地域の変更では、西側半分の用途地域を変更し、その後、赤目川、乗川の浸水対策完成を待って、大規模利便施設の誘致を予定する国道側の東側半分を変更する2段階方式の変更も検討していたが、現状では一括で変更する方向で進めている。区画整理の解除は、同地区が03年12月に土地区画整理事業区域として都市計画決定していることから、地区計画への変更に伴い解除する。
  一方、区画道路1号については、東西連絡道路で通学路でもあり、優先度が高く、地元から早期着工を求める声が強いことから先行整備することになった。昨年度で詳細設計と路線を測量を実施し、本年度で用地測量を行い、17年度で用地を取得、18年度の着工を目指している。昨年度で実施した詳細設計と路線測量はセントラルサーベイ(茂原市高師999)が担当。
  同路線は既存の市道を拡幅。延長が約470m、道路幅員が約10m(車道3・0m2車線、歩道2・5m片側)。
  同事業では、本納駅東地区まちづくり協議会が14年に「本納駅東地区まちづくり計画(地区計画)提案書」をまとめ、市に提出。昨年度の都市計画変更を予定していたが、関係機関との協議が整わず、本年度に変更となった。
  地区の面積は約24・9ha。公共施設の整備では、準用河川乗川の整備、都市計画道路・補助幹線道路・区画道路の整備、都市公園の整備などを計画。都市計画道路は本納駅東口駅前交通広場4500u、本納駅東口線(W22m・L368m)を街路事業によって整備。区画道路は1〜10号の10路線、歩行者専用道路は1〜4号の4路線の整備を予定。公園は3000uを整備する計画。
  一方、土地利用では@駅前地区A利便施設地区B鉄道沿線地区C一般住宅地区――の4地区を設定。駅前広場から都計道沿線を駅前地区と位置付け、本納駅に連担する中心市街地の一部として、賑わいを創出する店舗などの立地を誘導する。
  国道128号から乗川までの区域は利便施設地区とし、日常生活の利便に供する商業・業務や農業振興関連施設の立地を、現在の社会情勢や企業の出店意向に応じて柔軟に誘導。
  鉄道沿線地区は、駅前地区と調和を図り、店舗・集合住宅の立地を誘導。鉄道沿線地区と乗川に挟まれた地区を一般住宅地区として、中高層の戸建て・集合住宅を主体とする住宅市街地を保全する計画。k_times_comをフォローしましょう
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