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建通新聞社(静岡)
2016/05/16

【静岡】伊豆市伊豆の国市の新ごみ処理施設 処理能力は1日83d

 伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合(管理者・菊地豊伊豆市長)は9日、伊豆市佐野地区に建設する新ごみ処理施設の第3回基本計画検討委員会を伊豆市役所で開いた=写真。委員会では施設規模を設定。また処理方式の評価・選定方法などを検討した。
 施設規模は、基本整備方針の「災害時に発生したごみにも適切に対応できる施設」「経済性に優れた施設」を考慮。県災害廃棄物処理計画に基づき推計した災害廃棄物の発生量を3年以内に適正処理することに加え、将来的なごみ排出量の減少傾向を踏まえて検討した。その結果、年間実稼働日数は300日で災害廃棄物分として必要処理能力の10%増で対応。1日に83dを処理する。建設費用は約76億円を見込む。
 処理方式の評価・選定方法については、第2回の検討委員会で1次評価(適合性評価)に基づき、選定候補処理方式を@ストーカ式焼却方式A流動床式焼却方式Bシャフト炉式ガス化溶融方式C流動床式ガス化溶融方式D焼却+燃料式灰溶融方式E乾式メタン+ストーカ方式―に絞った。2次評価(適性度評価)項目は施設整備方針に基づいて受注実績数や安全対策など14項目を設定し、処理方式毎に技術的な特徴を把握するためプラントメーカーにアンケートを実施する。それらを踏まえて次回の検討委員会で各項目の採点を行い、ごみ処理方式を決定する。
 同検討委員会は全5回の開催を予定。今後は9月と12月に検討委員会を開き、2016年度内に基本計画を策定する。22年4月の施設稼働を目指す。


提供:建通新聞社
(2016/5/16)

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