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日刊建設タイムズ社
2016/05/19

【千葉】港湾整備振興大会/地震津波への対応力強化など

 千葉県港湾整備促進協議会(会長=井上昭彦・新日鐵住金鰹務執行役員君津製鐵所長)の2016年度総会と千葉県港湾整備振興大会が18日、千葉市内の三井ガーデンホテル千葉で開催された。港湾整備振興大会では「大規模地震、津波・高潮への対応力強化」や「港湾・海岸施設の適正な維持管理の推進」など6項目からなる「千葉県の港湾、海岸の整備・振興に関する要望・決議案」が採択された。同会では今後、国などに対し陳情活動を行っていく。振興大会には関係者など154人が参加した。
  主催者を代表して井上会長は「国際競争力強化を図るうえで、港湾の果たす役割はますます大きくなっている。県内では高速道路ネットワークの整備に伴い、千葉港、木更津港など後背地拡大による取扱貨物量の増加が期待される中で、船舶の大型化に対応した効率的な港湾の整備、災害に強い港湾、海岸施設の整備や適切な維持管理を実施していかなければならない。また、外航クルーズ船の需要の増加に適切に対応して地域経済の活性化を図っていくことも大変重要だ」と述べ、会員に支援と協力を求めた。
  来賓として出席した橋渡副知事は「県内経済の活性化を図るためには、物流、産業の拠点となる港湾施設の整備が重要で、港湾機能の競争力強化や大規模地震の発生等に備えた対応力強化が求められている。県としては引き続き、皆様と一致団結して国に対して必要な予算の確保を要望していくとともに、本県の港湾、海岸事業を着実に進めたい」と述べた。
  来賓ではこのほか、本間進・県議会議長、高田昌行・国交省関東地方整備局長、矢下忠彦・公益社団法人日本港湾協会専務理事がそれぞれ祝辞を披露した。
  大会後には、県県土整備部港湾課が、現在改定作業を進めている「千葉港長期構想」について検討状況を説明した。
  同協議会は、港湾関係者相互の緊密な連携と県港湾の整備改善を促進することを目的に1993年7月に設立され、国などへの要望活動を行っている。
  振興大会での要望・決議の内容は次の通り。
  【千葉県の港湾、海岸整備・振興に関する要望・決議】
  ▽大規模地震、津波・高潮への対応力強化を図ること=@ゼロメートル地帯を抱える船橋地区における、海岸保全施設の整備促進のための直轄事業の早期導入A千葉中央地区における、市街地の安全を確保するための海岸保全施設の整備促進B千葉港、木更津港における、大規模地震に対応するための耐震強化岸壁の早期事業化C海岸保全基本計画の変更に伴う港湾・海岸における津波・高潮対策の促進D民有港湾施設の耐震化推進に向けた、国の責任による新たな財政支援制度の創設
  ▽港湾・海岸施設の適正な維持管理の推進を図ること=@港湾・海岸施設の維持管理に係る補助制度の拡充及び長寿命化対策の促進A民有港湾施設の老朽化対策推進に向けた、国の責任による財政支制度の創設
  ▽地域を支える物流機能の充実強化及び海上交通施設の整備促進を図ること=@千葉中央地区における、大型船に対応した岸壁及び荷役機械など港湾施設の機能強化A千葉中央地区における、臨海部再開発と連携した旅客船埠頭の整備促進B館山港における、多目的桟橋の機能強化に向けた小型船係留施設の整備促進C既存施設を活用したクルーズ船受入に必要な施設整備に対する支援制度の創設
  ▽賑わいのある水際線の創出並びに、市民の憩いの場としての港湾緑地の整備や海岸の整備促進を図ること=@千葉中央地区及び千葉南部地区における、臨海部再開発と連携した賑わいのある緑地の整備促進A木更津港吾妻地区における、市民の憩いの場としての緑地等の整備促進B名洗港海岸における、屏風ヶ浦など観光名所を活かした遊歩道等の整備促進
  ▽産業の国際競争力の強化を図るため、国際バルク戦略港湾に選定された木更津港で、最大級の輸送船舶による一括大量輸送に対応した港湾整備を国策として事業化すること
  ▽これらの事業を促進するため、全国の港湾・海岸の整備に必要となる予算を安定的かつ十分に確保することk_times_comをフォローしましょう
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