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建設経済新聞社
2016/05/19

【京都】井手の特別支援校基本設計 公募型プロポで7月に選定 規模は延1万2500uを想定

 京都府教育庁管理課は18日、新設特別支援学校(綴喜地区)校舎新築工事基本設計業務について、公募型プロポーザルで業者選定するにあたり公告した。
 主な参加資格は、▽28年度京都府測量等業務指名競争入札参加資格者名簿の「建築関係建設コンサルタント業務」に登録▽一級建築士事務所の登録▽一級建築士が5人以上所属▽13年度以降に完工の学校施設(学校教育法第1条に定める学校)の新築、改築又は増築に係る基本又は実施設計業務の元請けとしての実績等。
 募集要領等の配布は6月27日5時まで。
 参加表明書の提出期限は6月1日5時まで。郵送可。
 技術提案書の提出を求める者は5者程度メドに選定する。技術提案書の提出期限は6月27日5時まで。持参のみ。
 技術提案書について、プレゼンテーション及びヒアリングを実施する。候補者選定後、参加者全員に選定結果を通知する。通知日翌営業日に府教育庁管理課ホームページで選定結果を公表及び担当課で閲覧に供する。
 今回委託する基本設計業務の業務委託予定期間は7月上旬(予定)から29年3月24日まで。
 委託上限額は3990万9240円(税込)。
 問い合わせ・書類提出先は京都府教育庁管理部管理課(рO75−414−5772)。
      ◇
 府教育庁は、府南部地域の特別支援学校における児童・生徒の増加に対応するため、綴喜地区の井手町に特別支援学校を新設する計画。地域の小・中学校との交流・共同学習を積極的に進めるインクルーシブ教育の中核施設と位置付ける。
 27年度に新設特別支援学校(綴喜地区)建設計画地調査業務として、計画地の現況を把握するための現地測量と用地の確定・買収等で必要となる用地調査をサンスイコンサルタントで実施。また新設特別支援学校(綴喜地区)建設計画地造成工事基本設計業務として、基本設計(粗造成計画、土量計画、調整池計画、工事費概算等)と地質調査業務(ボーリング)をパシフィックコンサルタンツで実施した。
 28年度当初予算には新設特別支援学校整備推進費として6237万1000円を計上した。
 基本設計はプロポで業者選定後、28年7月〜29年3月でまとめ、造成工事は29年4月〜30年6月、実施設計は29年5月〜30年1月に進める計画。30年7月〜31年9月に建設工事(外構、グラウンド等含む)を行う予定。31年10月〜32年3月に備品等の整備を行い、32年4月の開校を目指す。
 建物は、校舎棟新築(RC造等)が約1万1400u(管理諸室、教室、特別教室、訓練諸室、職業訓練諸室、給食諸室、地域支援センター、共用部)、体育館棟(RC造等)が約750u、プール棟(RC造等)が約100u(校舎棟や体育館棟への併設も考慮する)、その他付属施設(屋外便所、屋外体育器具庫、駐輪場等)が約250uとし、合計約1万2500uを見込む。このほかグラウンド(150mトラック1面分)、防球ネット、遊具等を整備。外構整備(植栽、舗装、校門、進入路、駐車場、囲障等)を計画。予定工事費は約50億5000万円を想定する。
 新設する特別支援学校の設置学部は小学部・中学部・高等部(知的障害・肢体不自由)。児童・生徒数は200人、教職員は約150人。
 計画地の井手町井手大塚他は井手町立学校給食センターの北東側に位置し現況は農地等。市街化調整区域で面積は約2万3000u。
 なお井手町はアクセス道路や上下水道を整備する。