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秋田建設工業新聞社
2016/05/20

【秋田】電源開発(株)/(仮称)新仁賀保風力発電・新設は来年着工目指す

 電源開発株式会社(東京都中央区銀座六丁目15の1、北村雅良取締役社長)は、にかほ市仁賀保高原で計画する(仮称)新仁賀保風力発電事業に関し、予定している風力発電機29基のうち18基の新設は来年4月に着工する方針だ。平成30年10月に試運転を開始し、31年3月の稼働を目指す。さらに11基の建て替えも計画しており、新設した風力発電機稼働後の33年5月に着手する予定。施工業者については、EPCによる契約も含めて現在検討している。
 計画は、事業実施区域約1,193haのうち、約14.74haの改変面積部分で29基(2,300kW/基)の風力発電機を整備するもので、整備後の出力は合計66,700kW。建設予定地ですでに運転している仁賀保高原風力発電所の既存15基は11基に集約し、大型風車に建て替える。新設する18基の発電機については、既設の北側に8基、南側に10基を設置する予定。
 新設工事では、来年4月に仮設と取付道路・敷地造成、同年7月に風車基礎、9月に配電線、10月に変電所連系、平成30年4月に風車輸送と組み立て、同年6月に復旧へ着手する。30年10月に試運転を行い、31年3月の運転開始を目指す。
 建て替え工事では、33年5月に仮設、同年6月に取付道路・敷地造成、7月に風車基礎、9月に配電線、34年3月に既存風車撤去(3基)、同年4月に風車輸送と組み立て、5月に復旧へ着手する。34年10月に試運転を行い、35年3月の稼働を目指す。
 既設風力発電機15基は、受給契約が終了する33年12月に停止する予定。このうち、建て替え時に支障をきたす3基は34年3月、残る12基は35年4月から撤去が行われる予定。

提供:秋田建設工業新聞社