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建通新聞社四国
2016/05/20

【香川】4件落札決定基準・1件落札者決定は適切

 第1回香川県総合評価委員会が開催され、県が提案した▽かがわ総合リハビリテーションセンター療養・回復期病棟建築工事▽観音寺第一高校体育館改築工事▽丸亀高校第1体育館改築工事▽香川県庁舎東館耐震改修工事―の4件についてそれぞれ総合評価の技術提案に求める内容などの落札決定基準について審査。「全て適切である」との判断を示した。これを受け県は今後、入札公告に向けて準備を進める。また、すでに入札が行われた「香川用水記念会館建築工事」(4月25日開札)についても落札者決定に係る評価結果について「適切」との判断が出されたため、近日中に落札決定する。
 かがわ総合リハビリテーションセンター療養・回復期病棟建築工事は、高松市田村町の敷地約3・87f内の回復期リハビリテーション病棟南側に、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3552・11平方b(建築面積1951・31平方b、渡り廊下含む)の病棟を増築する。実施設計は三島建築設計事務所(高松市)が担当。県の2016年度当初予算に「回復期リハビリテーション病床等整備事業」として17年度までの限度額7億8399万1000円の債務負担行為を設定した。
 観音寺第一高校体育館(観音寺市茂木町)は、校地内に鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ1912平方bの新体育館を建設する。第一体育館の改築実施設計は中村建築設計事務所(高松市)が担当した。設備は電気、機械設備は別途。
 丸亀高校第1体育館改築は、実施設計を黒木建築設計事務所(高松市)が担当。体育館改築規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1208平方b。
 県庁舎東館(高松市番町)耐震改修工事はデザイン・ビルド方式で発注する。2月県議会で浜田知事が答弁している。県庁舎東館を基礎免震構法による耐震改修を「香川県庁舎東館耐震工法等検討アドバイザー」の助言を得ながら進める。16年度中に設計を進め、17年度夏ごろから工事着手し19年度完了を目指す。基本設計は松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)が担当した。
 既存の県庁舎東館は鉄筋コンクリート造9階、塔屋3階建て延べ1万1871平方b。直接基礎。耐震改修では高層棟、低層棟の基礎下に免震層を新設。塔屋は耐震壁設置。両棟の耐震改修や県庁舎東館と本館連絡通路、議会庁舎との接続部の改修や建物周辺の外部(南庭)整備などに取り組む。
 一方、入札執行済みの香川用水記念会館建築工事は 鉄筋コンクリート造3階建て延べ1475平方b。車庫棟が鉄骨造平屋81平方b、駐輪場、外構工事一式。4月25日に開札し総合評価による審査のため落札者保留の状況。予定価格は4億2958万4000円(税抜)だった。設計は斎賀建築設計事務所(観音寺市)が担当。今回は落札決定に係る評価結果が適切なものとされたため、近く落札決定する予定。

提供:建通新聞社