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建通新聞社(神奈川)
2016/05/23

【神奈川】神奈川県 5月補正で体育センター等PFIの債務負担 257億円余

 神奈川県は23日、開催中の議会への上程議案を発表した。5月補正予算で、体育センター等特定事業費として257億3009万円を限度額とする債務負担行為を設定。7月のPFI入札公告を予定する。工事請負契約では、県営阿久和団地公営住宅新築工事(3期建築第2工区)の承認を求める。
 補正予算は一般会計の1億5800万円で、全て地域医療介護総合確保基金事業。これにより、2016年度の予算総額は3兆3699億9200万円となり、対前年度比0・4%減。このうちの一般会計予算は2兆0139億0600万円で、2・3%増となる。
 債務負担行為の設定は、16〜34年度を期間とする体育センター等特定事業費で、限度額は257億3009万円。
 老朽化が著しい体育センター(藤沢市善行)について、隣接する総合教育センターとの一体的整備を図る。建て替えから維持管理までをPFI事業として実施する。
 PFI事業の範囲は、施設整備として、本館棟(7階建て)、第2アリーナ・プール棟(2階建て)、宿泊棟(4階建て)など。維持管理、運営支援、付帯の各業務を含む(解体、改修などは県の直営で実施)。
 7月に入札公告、17年2月に事業者の選定、7月に契約の締結を予定している。20年度末に施設の新築を完成。維持管理は、20年度当初から34年度末までの契約。
 工事契約の締結を諮るのは、県営阿久和団地公営住宅新築工事(3期建築第2工区)で、小島・櫻内JVと8億1832万8420円(税込み)の契約を結ぶ予定。
 このほか、新庁舎改修及び増築の建築、衛生設備、本庁舎電気設備改修の工事契約で、追加工事などによる請負代金の変更と工期の延長を諮る。
 指定管理者の指定では、県営住宅4地区と秦野・西丹沢ビジターセンターの指定管理者指定を諮る。
 提供:建通新聞社