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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/05/26

【埼玉】さいたま市測協が技術職員初級研修

 さいたま市測量設計業協会(渡邉英樹会長)は23日、2016年度技術職員初級研修(測量実習)を見沼区内の市職員研修センターで実施した。市の依頼を受け協力しており今回で9回目。役員のほか会員企業から31名が集まり、市からは新入職員34人が参加した。お互いが技術向上のため切磋琢磨する場として定着。初夏の日差しを浴びながら、測量技術の基本や機器の扱い方のコツなどを教えた。
 冒頭、下平栄男副会長は「路線測量と用地測量ということで、現地の観測からその成果を使って計算、整理まで実際に体験してもらいます。参加いただいた皆さまには、それぞれの部署に戻って、今日の経験が役に立つよう一日を過ごしていただきたい」と、新入職員を前にあいさつ。
 測量実習では路線測量、用地測量の実習と製図を6班に分かれ手作業で行った。フローチャートなどに沿って作業計画から順を追って作業。また研修センターから徒歩で行ける距離に電子基準点があるため、その途中の基準点に寄りながら現地確認を行った。
 研修後は同協会賛助会員の葛v永による測量機器展示デモを中庭で実施。紹介された機器はデジタルレベル、ネットワークRTK(VRS)、画像付TSワンマン観測で、班ごとに分かれ案内。機器の特長などを説明した。