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鹿児島建設新聞
2016/05/26

【鹿児島】県内大臣等の完成工事高ランキング 10億円以上が10社増

  本紙は、県内大臣・県知事許可業者(2014年7月〜15年6月期決算)の完成工事高ランキングをまとめた。主要6業種における対象期間内の平均完工高(100万円以上対象)は、電気が31・6%の大幅な伸びを示したほか、全業種で前回調査を上回った。総完工高10億円以上の企業も99社で前回より10社増えるなど、全体的に底上げされた。総合の部では100億円台に乗せた植村組が7年連続でトップとなった。 
 集計は、経営事項審査結果の完成工事高(年平均)を基礎データとして使用し、前回調査比173社減の3214社が対象となる。 
 電気の平均完工高は、3割超を上乗せして1億7701万6000円。50億円以上の企業は1社で変化はなかったが、前回調査時にはゼロだった40億円以上50億円未満が2社、30億円以上40億円未満が4社それぞれ誕生するなど、太陽光発電関連の需要増を背景にして順調な伸びが目立つ。 
 そのほか、土木(対象企業1961社)が前回調査比5・4%増の1億433万9000円で、前回調査より535万2000円増えて1億円台に乗せた。建築(同1061社)は50億円以上が2社増の3社となったほか、平均完工高も同4・9%増の1億6473万6000だった。また、舗装は同7・8%増の2980万2000円、管が同5・1%増の5934万9000円、造園が同1・2%増の1625万6000円。 
 総合の部では、上位100社完工高の総額が2437億231万円となり、前回調査比で11・1%(約243億4000万円)で堅調な伸びを示した。 
 企業別でみると、トップの植村組が3・2%の増となる102億6557万9000円で10年ぶりに県内で100億円台企業の復活した。また、2位の渡辺組が9・4%、3位の川北電工が15・9%それぞれ増加した。 
 工種別の順位は、土木が約54億円で植村組がトップ、次いでコーアツ工業、丸福建設の順。建築は、前回3位の弓場建設が約54億円でトップとなり、山佐産業、渡辺組と続く。このほかの1位は、電気が約74億円で大和電機、管が約15億円で九錦設備工業、舗装が約12億円で鹿児島ニチレキ、造園が約2億5000万円で南九施設となった。