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西日本建設新聞社
2016/05/26

【熊本】「歩み出そう未来へ」熊本建協が震災復興スローガン

 「歩み出そう未来へ」。熊本県建設業協会(橋口光コ会長、716社)は20日にホテルキャッスルであった第53回通常総会で、熊本地震からの復興に向けた建設業版スローガンを示した。役員改選では橋口会長を始め副会長の坂田信介氏、松村陽一郎氏、梨子木和秀氏、前川浩志氏、岩永一宏氏―の全正副会長の留任を決めた。橋口会長は「今が一番大事な時。皆様と乗り切り次の時代にバトンタッチしていきたい」と4期目の抱負を語った。
 熊本地震への対応について橋口会長は、会員の昼夜を通しての懸命な初動活動に感謝したうえで、「僅か1カ月足らずでの一部を除く道路網復旧は、県民の安全安心を担う地元建設業としての役割を果たすことができた」と協会の存在意義を強調した。
 スローガンは、復興に向け協会員が一丸となって熊本の活力を取り戻そうと、会員企業から募り41件の中から決めた。垂幕やステッカーを作製し現場、重機、車両等に掲げて、支援活動を県民にアピールする。
 来賓挨拶では、熊本県の手島健司土木部長が、地震対応への御礼と県の今後の取り組みへの協力を求める蒲島郁夫知事のメッセージを伝えた。
 28年度事業計画によると、重点事業として▽地域経済を支える建設業の健全な発展▽イメージアップの推進▽担い手(人材)確保・育成対策の推進―を27年度に引き続き掲げた。
 建設雇用改善優良事業所知事表彰、全建会長表彰・建設業福祉共済団理事長表彰伝達と本協会長表彰もあり、受賞者を代表し舛本省三氏(礎代表取締役)が謝辞を述べた。

提供:西日本建設新聞社