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北海道建設新聞社
2016/05/26

【北海道】松尾ジンギスカン輪厚工場が19年度にも着工−第2の拠点に 

 マツオ(滝川市流通団地1丁目6の12、松尾吉洋社長)は、東京や札幌への新規出店やパッケージ販売強化に伴う物流の増加に対応するため、北広島市輪厚工業団地に「松尾ジンギスカン輪厚工場(仮称)」を新設する。新工場は羊肉の加工場、物流センターとする考えで、一体的な施設とするかは検討中。2019年度に着工し、20年度の稼働を目指す。
 道央自動車道輪厚スマートICに近い国道36号沿いの北広島市輪厚工業団地1丁目5の1ほかの3区画、延べ1万1790m²を、北広島市土地開発公社から20日に用地取得した。
 マツオは札幌や東京への出店を加速しており、首都圏では3店舗目となる東京の新宿3丁目店を8日に開業。夏までに札幌の琴似地区、秋までにススキノ地区にそれぞれ新店を出す予定だ。
 今後の事業展開を見据え、滝川の本社工場を補完する第2の製造・流通拠点として、新工場の建設に踏み切る。首都圏、札幌圏への出荷増に機動的に対応し、物流コストの削減も目指す。
 新工場では肉の加工や味付け、袋詰め、発送などを行うほか、同社オリジナルの鍋を洗う設備も整える見込みで、さまざまな機能や効率化への検討を進める。
 同社では、滝川市の松尾ジンギスカン本店、本社工場の位置付けに変わりはなく、これまで同様、地元の顧客を中心として、製造・販売を続け、さらなる企業努力を行うとしている。