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建通新聞社四国
2016/05/27

【香川】高松市中野町地区 生活道路緊急エリアに

 香川県警察本部、四国地方整備局、香川県、高松市で構成する第14回香川県交通事故対策会議(議長・兵藤英人四国地方整備局道路情報管理官)は24日、高松市内で本年度の初会合を開き、県内の事故危険箇所を選定するとともに、生活道路の対策検討について審議。高松市中野地区を緊急性の高いエリアに選定することを決めた。また、幹線道路野事故対策検討事例や事故対策による効果の検証結果を報告した(写真)。
 事故対策会議は、ワーキングの実施も含め香川県の交通事故抑止対策をより効果的、効率的に実施するため、主に直轄国道を対象とする対策箇所を選定。その事故発生要因を調査・分析し対策の立案と実施の他、検証と評価などを行う目的で設置されている。
 県内の事故危険箇所として事故特性や地域課題も踏まえた抽出基準を基に、新たに直轄国道40カ所と県道(県管理補助国道含む)95カ所を選定した。2015年度〜20年度までの次期事故危険箇所対策で死傷事故の約3割抑止をアウトカムの目標値に置いている。また、死傷事故件数が多い地域を基本に生活道路の観点から総合的に判断し、市とも調整した上での「緊急性の高いエリア」として、高松市中野町地区を登録した。
 今後、事故危険箇所や緊急性の高いエリアで地元との合意形成も含め事故対策を検討。対策後は効果などを検証し追加対策も実施するなどで、安全、安心につなげる。
 この他、会議では事故発生割合の高い▽伏石町交差点(高松市)▽中央公園南交差点(高松市)▽国道319号原田東交差点単路部(丸亀市)―の事故発生要因を分析し対処すべき課題や交差点のコンパクト化などの事故対策方針を示した事例を紹介。また、国道11号川古交差点(丸亀市土器町)での自転車横断帯のショートカットと自動車との接触事故対策について検証。交差点をコンパクト化した対策後の、ビデオ調査やアンケート調査結果による効果を示した。一方で、さらなる課題や追加対策(自転車ナビラインなど)の必要性も掲げた。

提供:建通新聞社