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日刊建設工業新聞
2016/05/30

【鳥取】県OBボランティア協会総会 県市町村職員80人参加して国交省補佐が講演

 県OBで組織する「土木防災・砂防ボランティア協会」(岡村憶見会長)の総会が25日、倉吉市内であり、総会後の防災講習会で国交省砂防部砂防計画課の森田耕司課長補佐が「最近の砂防行政」について講演した。
 講習会には県OBと県市町村の職員80人が参加した。森田課長補佐は4月に発生した熊本地震の被災状況を説明。火山灰層での土砂流出や、勾配が比較的緩やかな斜面が崩壊した現地の特徴を紹介したほか、国道とJRが埋もれた阿蘇大橋地区での復旧状況についても触れた。また、全国各地で発生している土砂災害の対策について解説を加えた。
 この後、県河川課の木本晃孝課長補佐が「河川行政の取り組み」を説明。県技術企画課の寺岡功司土木技師は、熊本地震発災後に現地入りして活動した被災宅地危険度判定の実施状況を報告した。
 また、先だって開かれたボランティア協会の総会では岡村会長と斉木聖副会長ら役員が再任された。