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北陸工業新聞社
2016/05/28

【新潟】十日町病院北側3700平方メートル取得へ/十日町市一次救急センター新設/看護学校併設も検討

 十日町市は、一次救急センター設置に向け、県が改築を進める県立十日町病院北側に隣接する国有地取得の要望を行っていることを明らかにした。
 26日の市議会厚生環境常任委員会で説明したもの。対象は、現在、新潟家庭裁判所十日町出張所・新潟地方裁判所十日町簡易裁判所がある敷地2754・64平方メートル(子442)と、新潟地方検察庁・十日町区検察庁がある同998・11平方メートル(子433)の合計3752・75平方メートル。北陸地方整備局からは、稲荷町3丁目南地内での新簡易裁判所設置に係る設計業務の公告が出されているほか、市は検察庁に対しても同時期の用地取得に向けた要望を行っている。
 市の一次救急医療体制については、医師会や市民から、同病院近辺での緊急医療機関の設置を要望する声が寄せられている。また、課題となっている看護職員の確保と高等教育機関の誘致に向け、同病院への看護学校併設についても検討を進めている。2施設の規模、事業主体などについては、今後協議を進めていく。
 関口芳史市長は14年度に、県へ市内での看護学校設置を求める要望書を提出。15年12月には、市が国有地を取得し、複合施設を整備して看護学校部分を県へ貸与する旨の提案内容を説明している。これについて県は未回答だが、泉田知事は「前に進めていきたい」とコメントしている。

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