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日刊建設工業新聞
2016/05/31

【鳥取】県工事検査課 新任研修会開く 検査の心構えや検査ルール意思統一

 新たに県の兼務検査員・総括監督員になった職員の工事検査研修会が27日、東部庁舎であり、工事検査を実施する際の留意点を学んだ。県工事検査課が毎年、実施する新任研修で検査の心構えや統一ルールを確認する狙い。
 研修には今春から工事検査を担当する鳥取、八頭の県土整備事務所、東部農林事務所の課長補佐や課長ら30人が出席。県工事検査課の山下裕幸総括検査専門員、松原節夫検査専門員が説明した。
 検査の注意点では、公平・公正・中立で厳正な検査を行うこととし、三親等以内の親族がいる工事請負者の検査はできない点を確認した。
 工事検査の留意点では「説明責任」を重視。山下総括検査専門員らは、良い点や悪い点、改善が必要なカ所を具体的に説明し、請負者に理解してもらうよう努めることを呼び掛けた。また、受注者から「検査時に何の指摘もなかったのに評定が低い」と説明請求があるとし、説明が求められることを想定してメモをこまめに残すことが重要と指摘した。
 このほか、各項目のチェックの仕方を再確認し、「工程管理」「対外関係」「出来形」「品質」などで細かい判断基準を例示した。
 研修は県下東中西で行われ、県工事検査課では「検査のやり方は同じレベルでやらないといけない」と研修会の意義を話している。