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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/01

【山梨】産婦人科医院に地中熱冷暖房を追加 山梨市の6月補正予算案

 山梨市は5月31日、6月定例記者会見を開き、望月清賢市長が議会提出議案の説明を行った。補正予算案では、産婦人科医院建設や牧丘庁舎改修へ費用を追加する見直し措置がとられている。
 一般会計補正予算案は歳入歳出に2億88万円が追加されており、産婦人科医院建設には1億5232万円の事業費が増額されている。
 補助金を活用して施設のエコロジー化や災害対応を図るもので、エコ化は地中熱を利用して冷暖房を行う設備を整える。地中の温度が年間一定である点を利用するもので、これにより医院内の湿度を一定に保つことができるとされる。また、災害を想定しては非常用発電機を設置し、スプリンクラーの設備も整備する。同施設の建築主体工事は国際建設・植野興業・ちの工務店JVが請け負っている。
 牧丘庁舎複合化には479万円を追加したほか、西沢渓谷ネトリトイレ整備に事業費400万円、農業振興で高収益化施設整備に補助金934万円を盛った。七日市場区への街路灯LED化整備の補助金を110万円とし、大学生観光まちづくりコンテストへは負担金100万円を計上。コンテストは全国の大学生に参加を求め、5地域の観光まちづくりプランを募るもの。5地域のひとつ山梨ステージは峡東3市が対象となっており、「外国人の誘客と滞在促進」「ミズベリングとの連動」の2つがテーマとなっている。
 6月補正予算案の概要は次のとおり。(金額の単位千円、◆は新規)
 【ぬくもりのある健康と福祉のまちづくり】
◇産婦人科施設工事ほか(全体事業費の追加)=152、327
 【人々が集う活力に満ちたにぎわいのまちづくり】
◆農業振興農地集積、耕作放棄地対策補助金=5、420
◆農業振興高収益化施設整備補助金=9、340
◇峡東地域ワインリゾート構想推進事業=677
◆西沢渓谷ネトリトイレ整備事業=4、000
 【都市基盤の整った快適で安全なまちづくり】
◆地域防災計画および国民保護計画作成事業=5、282
◆街路灯LED化整備補助金(七日市場区)=1、100
◆防犯カメラ付きLED街路灯設置=200
 【行財政改革の推進】
◇牧丘庁舎複合施設化改修事業(全体事業費の追加)=4、796
 【協働によるまちづくり】
◆大学生観光まちづくりコンテスト事業(負担金)=1、000