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日本工業経済新聞社(山梨)
2016/06/03

【山梨】四日市場団地の解体・造成費計上 笛吹市の補正

 笛吹市は2日、市議会第2回定例会を前に、倉嶋清次市長による提出議案の記者発表を行った。補正予算には四日市場団地建替えや春日居町駅トイレ改修の費用を計上。建替えは年度内に実施設計や敷地の造成を完了させ、来年度の本体建設に備える。
 同市は定例会に予算案6、条例案5、専決の承認案件4の合計15議案を上程。一般会計補正予算第1号には5140万円が追加されている。四日市場団地の建替えには3240万円、春日居町駅トイレ改修には1660万円の事業費が予算化された。
 現状の四日市場団地を含めた3団地を統合しての新団地建設は、昨年度に基本設計業者をプロポーザルで選定し、当初予算において実施設計費用を対応した。補正における追加事業費は、建設地にある既存住宅7戸の解体と敷地造成工事費に充当し、来年度の本体建設の準備を整える。敷地は2894uで、現団地に入居する23世帯に加え7世帯分の規模とする方針だ。
 プロポーザルの段階で、駐車場などの外構や解体も含めた概算工事費は約3億円とされており、昨年12月定例会の一般質問では「特別な仕様はなく、市内業者も受注可能。3分離による発注を想定している」と市側は答弁している。
 春日居町駅北側のトイレ改修は老朽化に伴うもので、現地において同規模(男子大1・小2、女子大2)で建替える計画。県の補助金交付決定を待って着手する。
 また、記者団との質疑応答のなかで、NTT用地取得に関して倉嶋市長は「市として、用地を購入して活用する方針に変わりはない。選挙もあるので内部でじっくり検討を進め、時期が来れば動き出す」との考えを述べ、自身の2期目出馬については「現時点では白紙」と語った。
 補正予算案の主な歳出は次のとおり。(単位千円)
 ◇市営住宅四日市場団地建替事業(解体および造成工事費)=32、400
 ◇空き家等対策推進事業(調査費用増額)=5、000
 ◇コミュニティ助成事業(屋外放送設備設置費用に対する行政区への補助金)=4、700
 ◇地域農業振興事業(軽トラックへの農産物PR用広告装飾費用に対する農協への補助金)=1、000
 ◇文化財保護事業(スコレーセンターエントランスホールに市出身の偉人を紹介するパネルを作成)=824
 ◇春日居町駅トイレ改修事業(現地にて改築)=16、600
 ◇道路維持管理費(通学路歩道整備)=2、938
 ◇自主防災組織活動支援事業(可搬式のポンプ車の助成)=2、000
 ◇施設整備総務事務=1、761
 ◇ふるさと納税事務(システム改修)=1、565
 ◇資源保全事業=1、433
 ◇体育施設計画的改修事業=1、000