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大分建設新聞社
2016/06/08

【大分】インフラ復旧に16億、県の6月補正予算案 

 県は6日、28年度6月補正予算案を発表した。一般会計の補正予算額は17億2402万8000円。既決予算と6月専決予算額とを合わせた累計額は6204億4673万7000円で、27年度7月補正後予算比1・9%増となる。
 内訳は、熊本地震災害復旧・復興対策に16億9535万5000円(被災者・生活支援6429万9000円、社会インフラなどの復旧16億3105万6000円)と地方創生推進交付金事業2867万3000円。14日開会予定の第2回定例県議会に提案する。
 関係分の主な補正事業は、次の通り(単位千円)。
 ◇社会インフラなどの復旧
▽土木施設災害復旧等事業=635、500(被災箇所の復旧と国庫補助事業対象外の路面補修など。道路12ヵ所、河川16ヵ所、砂防4ヵ所、急傾斜地2ヵ所)
▽道路維持修繕事業=120、000(県管理道路の落石、崩土の除去など)
▽港湾維持修繕事業=41、548(別府港石垣地区の可動橋や水道管の補修、餅ヶ浜地区・関の江地区の人工海浜の陥没補修など)
▽漁港整備事業=4、822(亀川漁港の空洞化調査や補修)
▽農業施設等地震災害復旧支援事業=188、495(農業施設の復旧をする農業者などに助成)
▽ため池等整備事業など=334、000(災害未然防止のため、ため池など22ヵ所の耐震性調査、農道45ヵ所の緊急点検)
▽災害に強い水道水源確保緊急対策事業=10、000(九重町野上簡易水道2水源の電気探査などに助成)
▽社会福祉施設災害復旧事業=108、997(特別養護老人ホームなど13ヵ所、保育所など7ヵ所、障がい者福祉施設15ヵ所などの復旧費に助成)
▽県立学校施設災害復旧事業=56、914(由布高校など12校、由布支援学校など8校の復旧)
▽私立学校施設復旧支援事業=4、873(別府溝部学園高校、日本文理大学附属高校亀川研修施設、大分高校の復旧に助成)
▽文化財保存事業費補助事業=30、659(国指定文化財6ヵ所、県指定文化財12ヵ所を復旧する市町村に助成)
▽木造住宅耐震化促進事業=81、873(木造住宅の耐震診断・改修を支援する市町村に助成)
 港湾施設整備事業特別会計の補正予算額は1億4400万円で、累計額は、21億9741万1000円となる。補正事業は、別府港石垣地区のふ頭用地および上屋(2号、3号)の補修と1号上屋の解体。       

提供:大分建設新聞社